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渋滞、あぁまた遅刻

生まれ育ち、18歳で離れた町。
10年後、この町に戻ってきた。

進学・就職、そして出産を機に退職するまでは何度か引っ越していたのだが、その度に住む場所による「時間の体感速度」の違いを感じていた。

今住んでいる町は、一番ゆっくりと時間が流れている場所。地元に残る同世代もいて、中には

・子供の同級生の親が、自分自身と同級生(しかも複数人)
・子供の髪を切ってくれた美容師さんが中学の同級生

こんなこともあるし、他にもPTA役員になった時、周りに同級生や自分のきょうだいの友人がいて心強かった。

ゆったりと過ごせる町にだって、もちろん不満もある。

一番の不満は「交通」。山の上にある町なので、電車の最寄り駅まで、車で約20分、バスだと約30分。距離については仕方ないのだが、大雨になると山道にある主要道路が通行止めになってしまう。また、ちょっとした事故が起きるだけで大渋滞になる。

道路が便利になったらな、と子供の頃から思っていた。高校生の頃は渋滞に巻き込まれて始業時刻に間に合わないことが何度もあった。当時は携帯電話なんて持っていなかったので、学校に着いてから渋滞に巻き込まれた旨を伝えていた。

ここ数年、その道路に少しずつ工事を重ねていき、スムーズに通行できるような未来に近付きつつある。

子供達が大人になる頃には、主要道路への不安・不満が減っているだろう。「また通行止め!?」の「また」の言葉がなくなりますように。

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