ムリして頑張って何になる 〜感想〜

どうも、りつです。

久しぶりのアウトプットですね。

今回は、人間行動学者である岩月謙司さんの「ムリして頑張って何になる」の感想を書きます。

この本は、自分の頑張りが空回りしていた時期(今もだけど)会社の同期にいただきました。
目次を見てみてもギクッとなる部分が多かったので最後まで読んでみました。
ソースがはっきりしない部分が多いと感じましたが、それも踏まえて感想を書いていきます。

■何のために生きるのか

みなさんは何のために頑張って働いていますか?
お金をたくさん稼いで自分の欲しいものを買い漁って所有欲を満たすためですか?それとも心の底から好きな人と幸せに過ごすためですか。

この本では後者が理由の方が幸せを感じやすいとしています。
生活に困らない程度のお金を稼いでる人にとっては、生活を豪華にすることで得られる悦びはせいぜいプラス10%程度だそうです。(いまいちソースがはっきりしてませんでしたが、この本によると)

それに引き換え、好きな人や仲のいい人と過ごすことで孤独からの解放による安心感や励まされることで増す自己肯定感、相手の行動により生まれる自分を成長させる刺激など、得られるものは何もない時と比べて10%どころではありません。

上記の通り、お金を稼ぐことを頑張るよりも、より良い人間関係を構築することを頑張る方が得られる悦びが圧倒的に多いため、悦びを得たいのならより良い人間関係の構築に励むことがベストなのです。

そして良い人間関係によって喜びを得ることで自身を存在を誇りに思い、自分と他者は比較することができない個々の「ブランド」であると感じられるようになることが「ゴール」です。
自身が「ブランド」であると感じられると、自分という存在を信じることができるため、新しいことに挑戦でき、自分の夢に向かって頑張り続けることができます。

また、お金でブランドを買ってしまうと価値が他者依存となる+価値が自分に付いているわけではないのでそれを所有している自分の価値はなくなってしまいます。ですが自身を「ブランド」化することで自分で自分の価値を決めることができるので他者に依存する必要がないのです。

自身を「ブランド」化するためには上記の通り良い人間関係を構築することが必須条件です。
この本では、良い人間関係を構築できていない人が陥りやすい考え方、その考え方を変えてよい人間関係を構築する方法が記載されています。

■「私も嬉しい、あなたも嬉しい」

良い人間関係を構築するには「私も嬉しい、あなたも嬉しい」状況を作ることです。
人間同士の感情は伝染しやすい傾向があります。
例えば、目の前でイライラしながら貧乏ゆすりや舌打ちをしている人を見ているとこちらまでイライラしてきますよね?

このようにイライラなどのネガティブな感情とともに喜びなどのポジティブな感情も人間同士で伝染してしまいます。

そのため、嫉妬や見栄、下心や自信のなさから発生する行動では相手にネガティブな感情が伝染してしまうため人間関係の構築には逆効果です。
「私も嬉しい、あなたも嬉しい」、つまりポジティブな感情を伝染させることで良い人間関係を構築することが重要なのです。

かと言って、いきなりネガティブな感情をなくすことは難しいです。
自分もよく成功者や友達に嫉妬してしまいます。
なのでこの本を読んでから自分が嫉妬しているなと感じたら、なぜ自分がうまくいかず相手がうまくいっているのかを分析するように心がけています。

そんなに期間があったわけではないので正確な実績などはないですが、少なくとも意識を嫉妬から逸らすことで相手へのネガティブな感情を減らすことができ、分析後に自分も実現するために相手に質問するなどコミュニケーションがとれ、好奇心や相手への興味のポジティブな感情で接することができるため少しずつではありますが改善できているのかなと感じています。


■自分を変えるには

上記の通り、ネガティブな感情を抑えてポジティブな感情に切り替えるのは簡単なことではありません。
そんなことが簡単にできるのであればこの世にネガティブな人はいないのでこの本は売れません。

そこでまず、ネガティブな思考になりやすい人が実践してみることは「行動してみる」だと思います。
まずは形からでも入ってみることでその行動により見えてくる世界観や感情が変わり、また行動が変わり、ループすることで生き方・自分の変化につながるからです。

上では嫉妬という感情から分析してみる、という行動を例にあげました。結果まだ1ヶ月ほどなので人生が変わったなんてほどではありませんが、精神的には多少楽になったように感じます。

■まとめ

この本を読んで、まずはネガティブな感情をポジティブな感情に変えるための行動を取れるようにするところから始めようと考えることができました。
そこからより良い人間関係の構築をし、自身の「ブランド」化を目指していきます。

また、今回は書いていませんがこの本には、ネガティブな感情を持ちやすい人の特徴や著者が実施していた「育て直し」という活動についても記載されているので興味がある方は読んでみてください。


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