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231204瀬戸内島めぐり記①~犬島~

こんばんは、リツコです。
先日、念願の瀬戸内アート島巡りの旅(3泊4日)をしてきました。
今回は、犬島を中心にお話しします。


瀬戸内 アートの島々って?

香川・直島といえば海を望む黄色いかぼちゃのオブジェが有名です。
現代アーティスト 草間彌生の作品です。

そもそもなぜ、直島をはじめとする瀬戸内の島々に現代アート作品が集中しているのでしょうか。
それはベネッセ 創業者社長と当時の直島町長の思いが実現した結果でした。

ベネッセアートサイト直島は、1985年、瀬戸内海の島に世界中の子どもたちが集える場を作りたいとの思いを抱いていた福武書店(当時)の創業社長福武哲彦と、直島南部を健康的で文化的な観光地として開発したいとの夢を描いていた当時の直島町長三宅親連氏に出会ったことから始まりました。

ベネッセアートサイト直島の歩み より

旅行前は、自然・アート・建築の融合の結果である、美しい風景や作品の写真に惹かれて旅行してみたいと思っていました。
実際に訪れてみると、自然や島の独特のゆったりとした時間に癒され、アートや遺構を通じて、モノの見方や時間について立ち止まって考えられる。
そんな日常から離れた、特別な4日間になりました。

1日目 出発~栗林公園~直島

夜明け前の暗いまちを抜け、飛行場へ向かう電車を待つホーム。
慌ただしく出発ゲートをくぐり、飛行機への搭乗を待つ時間。
まだねむい頭でぼーっとしつつも、機内から見える風景に旅の実感がわきます。

富士山だ〜!


香川 高松空港に到着し、早速バスで栗林公園へ向かいます。
松の美しさで有名な日本庭園です。

紅葉の赤がキレイでした

どこを切り取っても美しい眺め。
日本庭園は四季を感じられるので 好きです。

もちもちのうどんを食べ、フェリー乗り場へ向かいます。

直島に着くと、すっかり夕暮れ。

かぼちゃも西日に染まっています

早めに宿にチェックインして、直島銭湯  I ♡ you で風呂を楽しみます。

https://benesse-artsite.jp/art/naoshimasento.htmlより引用

銭湯そのものがアート作品になっている施設です。
入浴中、男女の湯の真ん中にある象の置物が気になってしょうがない。
カビたりしないのかな…

2日目 犬島観光

早朝営業ありがとうございます!

朝7時から営業しているアカイトコーヒーにて。
季節のブレンドコーヒーとスコーンとたまごチーズトーストで、気合を入れます。

船に乗り 犬島に着きます。 
チケットを買ったら犬島精錬所美術館へ。

およそ100年前の施設。10年ほどしか稼働しませんでした。

かつて銅の精錬所だった施設が、再利用され美術館に。
美術館は特殊な構造で、空調を使わない工夫がされています。

精錬所を後にして 家プロジェクトを巡ります。
家プロジェクトは島内に点在する作品群。島の風景を楽しみながら、作品と出会うことができます。 

淺井裕介「太古の声を聴くように、昨日の声を聴く」

わたしのお気に入りはこちら。
かつて島に住んでいた石職人の家の跡地にあり、時間とともに作品が島の風景や暮らしに溶け込んでいくようにという作者の意図が込められています。
屋外作品なので雨風にもさらされるでしょう。
島の時間を作品に宿していくと思うと、かつてこの地で営まれた生活と、これからのこの地の暮らしを繋ぐポイントだと感じ、過去や未来に思いを馳せるきっかけになりました。

舌平目づくしセット
舌平目はそぼろのような、フシギ食感。うまい!

チケットセンターカフェで島にちなんだメニューをいただき、直島に戻りました。
この後、直島のベネッセハウスミュージアムにも行ったのですが、
長くなってしまうので次回に譲ります!

アートはすごいな~


現在の犬島は、島民50名ほどの静かなところです。
一方、銅の製錬所が稼働したかつてはその規模や設備から、それなりに栄えていたであろうことがうかがえます。
遺構だけでも、当時のにぎわいや生活の様子を伝えることはもちろんできるでしょう。しかし、アートという形に変換することで、作り手や製作に関わった人の意図を鑑賞者に届けることができます。

静かな島の街並み自体にもとても癒されます。
さらに、そこに溶け込むように存在するアートたちによって、島そのものの歴史や未来に思いを馳せることができ、いろんな人に知ってもらえるといいなと思いながら島の滞在を楽しみました。



島々を満喫したので、直島編、出島編も記事にしたいです。
よければ次回も読んでいただけると嬉しいです。

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
また来週、お会いしましょう!

追伸
3泊4日の旅程を有料付録にします。
手書きで読みづらいですが、もしご興味があればぜひ。

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