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アメリカの妊活〜体外受精までの体験談


ニューヨークとロサンゼルスにしか住んだことないが、アメリカには『30歳までに結婚して子ども産む事が女性の幸せ』と考える人は、ビックリするほど少ない。

それほど「人は人、自分は自分」で様々な幸せな形が存在するからだ。

日本でよく聞く、女性に対しての”エイジハラスメント”はアメリカではほぼ感じない。

「子どもがいらない」と言う友達もいるし、仕事でキャリアを積んでから40代で子どもを産む女性も少なくない。

そのため私は焦ることなく、ニューヨークからカリフォルニアに引越して自分たちが親になる準備ができてから、体外受精を始められた


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アメリカで子どもが欲しいなら


自分で産む(自然妊娠・人工授精・体外受精)

他人に産んでもらう(代理出産)

養子をもらう

フォスターケア(一時的に支援を必要とする子どもを育てる里親制度)

日本よりも選択肢があり、実際に養子や里親制度をしている人は身近にもいるし、決して珍しいことではない

子どもができないカップルや、男性/女性同士のカップルなど、人それぞれ理由は異なるが、みんなが様々な悩みを持っていることを忘れてはいけない

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アメリカの不妊治療

日本で不妊治療を行う場合以下の3ステップが主流らしい。

1、タイミング療法 →2、人工授精 →3、体外・顕微受精

値段ももちろん、段階によって高くなる。

しかし、アメリカではタイミング療法をせずに人工受精をすることが多い。

むしろ、私の場合は体外受精の中でも針を使って1個の精子を直接卵子の細胞の中に入れる一番成功率が高い、顕微授精を勧められた。

理由は、私も旦那も検査を受けたが、特に問題が見つからなかった。

つまり旦那の精子の数値も正常な場合、人工受精をしてもできる可能性は低く、日本では”最終手段”的なものを一番初めに勧められた。

タイミング療法で時間を掛けるより、人工受精を何回か挑戦するより、一番高額だが、効果が高いものを試すことが、結果的に時間とお金の節約になると言う効率重視のアメリカ。

「不妊治療は長く過酷なプロセス」と言うイメージがあったので、私はドクターの意見に賛成した。

2018年12月: 旦那と初めのコンサルテーションを受ける

2019年1月: 採卵して精子と受精させる

2019年2月: 受精卵を体に戻し10日後、初の検査で『妊娠発覚』

このスピード感伝わるだろうか?

もちろん妊娠が分かってもリスクがあるため、安定期まで毎日祈っていた。

自分でも驚くほどのスピードで、”私の初の不妊治療”は3ヶ月で終わった。

年齢や人の体によっても問題は色々違うが、顕微授精の成功率の高さとプロセスの速さに、私を含め多くの女性が救われていることを知って欲しい。


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気になるアメリカでの不妊治療費


アメリカで体外受精1サイクルのコストの平均は100〜150万円プラス薬代が15〜50万ほど。

日本と比べれば高額で、政府からの援助はないが、保険会社がどの程度負担してくれるかで個人の負担額が決まるアメリカの(最悪な)医療費。

*同じ保険会社でもプランによって全く異なるため、他人のは参考にしない方が良い

結局私が体外受精を行ったのは、カリフォルニアに2箇所あるLIFE IVF CENTER

ここの院長は、日本でも不妊治療で有名な加藤レディスクリニックの治療法を伝授されたドクターで、人に合わせて必要ない注射や薬を使用せずできるだけナチュラルな方法で行うため、比較的良心的な価格だった。

ドクターは英語を話すが、日本人のナースもいるため、日本語が必要な人には特にオススメしたい。

*不妊治療、養子や里親制度に関して質問や相談がある方は、気軽に連絡下さい。

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