見出し画像

陽の光

新しい陽がのぼる。
その陽は、果たして明るいか。
目も眩むほど明るくては、それは暗いのと同じような気もする。
世界が光で満ちたなら、幸せが宙を舞うだろう。
その犠牲は、何千もの”少ない”命。
彼らは、殺されたくて死んだのです。
彼らは、死にたくて死んだのです。

幸せな世界なのにどうしてと、涙ながらに出る言葉は
その涙で流されてしまうほど軽いものだ。

目が覚めて明るい朝に私は微笑む。
その微笑みは、どちらのものか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?