春になれば
春になれば、また何か変わるよ
暖かさに優しさを感じない
あえてそうできることこそ本当の幸せだと
考えられるようになった
幸せの対局は不幸ではなく、
幸せの中にあるのだと
そんな傲慢な結論に行き着いた私は、
もう死んでしまっても良いのかもしれない
もう存分に幸せは味わい尽くした気もしていて
きっと無尽蔵に幸せと不幸は出てくるものだろう
廻る命のサイクル!
呆れるほど大きなその循環は
小さな私一人だけではまるで直線のように思えて
実像が見えないまま終わってしまう
誰がいつ死んでもおかしくないこの世界で
世界の真理を知りたいと願いながら、
欠片も知ることができぬという
ひっそりとした絶望を抱えて今ここにいる。
なお生きたいと私は願うのだろうか
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