負の衝動
溢れてくることがある。
それは、まるで傷口から流れ続ける血のように、
いつまでも止まることはないんじゃないかと、
そう思わせるに十分なほどで、
私は怖くなって、覆ってしまいたくなるけれど
そんなことでは効果がないような
私は何もできないような気がして
立ち竦んでしまうのだ。
流れた血は、どこへ行く?
地面に染み込んで、何になる?
血の止まらない傷を抑えながら、
それでも歩こうとしていて。
その答えが見つかるまで、倒れなければ良いなと思いながら。
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