流れる時間
子供たちの笑い声が聞こえる。
野原に敷いたブルーシートの上で、持ってきたチーズを一口齧ると
そのブルーシートが、風で少し靡きました。
時間がゆっくり流れているような気がした私は
そっと後ろを振り返って
この時間が平等に流れていることを確認しておきたかった。
また優しい風が吹きました。
その風がいつどこで生まれたものか誰も知らない。気にも留めない。
それでも
風が吹くその事象そのものにも
確かに意味はあるのだと悟りました。
それだけで
私が今ここにいても良いのだと思えました
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