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忘れ去られる感情

複雑な路地裏に逃げ込んだ、生まれたままの感情は
そのまま迷い込んでしまったように
そこから出ることができないまま
悲痛な叫び声を上げた。
”彼”はいつか、諦めて声を上げなくなるだろう。
その前に、
君にはやるべきことがあるのだとしたらどうする。
君は、いや私も、
それぞれの”彼”を放っておくべきじゃないと思うんだ。
”彼”を君の一部だとは
信じたくないかもしれない
けれど、
それを手放すのはきっと簡単で、
でもその瞬間に
君はもっと大きなものを失うんじゃないかな。
失う前に、何かを。

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