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#01「覘」4月号とその裏話


今回は「覘」本文とその裏話についてお話ししていきましょう。


「覘」本文

オモテ
ウラ

名前について

覘←読めない問題とその意味

 このフリーペーパーを発行するにあたり何人かに読んで頂いたところ皆さん口を揃えて「この文字はなんて読むの?」と聞いてきました。私もこのペーパーの名前を決めるにあたって初めて知った言葉なので、想定していたことではあったのですが、それが的中したわけです。漢字ペディアによると、

「覘」
[字音] テン[字訓] うかがう・みる・ねらう
[字訓] うかがう・みる・ねらう 占は小さな部分、そこから覗いみることを覘という。

漢字ペディア

とあります。様子を窺ったり、ひっそりと見る意味を持つ訳ですね。

どうして「覘」なんて名前に?

 前項で覘の意味を知ってもらったので、なぜこの名前にしたのかをお話しましょう。
 一つめはダジャレ。思いつくものですと”てん”と同音異義の漢字では”天”、”点”なんかが天文に関係があるわけです。”天”はもちろん空の天、”点”はペーパーの項目にもありますが、空の星を”点”と見立てることができます。
 「望する。」結構うまく出来てると思いませんか?

 二つめはその意味。星を見るなんて行為はサークルならまだしも個人でちょっとの時間見る方がほとんどでしょうし、ましてこのペーパーの読者の方は大人の方が多いでしょうから、余計にその傾向が強い訳です。
 一人でひっそりと星を見るキッカケになりたい、それもふとした瞬間で構わないから、という意味を込めました。
 

フリーペーパー「覘」の意義と目的

発行の動機

 前回の投稿で会長(執筆者)のやる気が有り余って~と説明しましたが、じつはそれはトリガーに過ぎず、ちゃんとした理由があるのです。(敬愛するパーラー喫茶結社様のアイデアというものあります。)
 というのも、天文というコンテンツは皆さん一度は触れたことがあるものなのです。小学校の授業で、恋人とのプラネタリウムで、ふと夜空を見上げた瞬間で、絶対に天文に触れた瞬間があるはずで、しかし、コンテンツの懐の深さ、一般性に反して”天文自体を楽しんでいる”という方は少ないでしょう。
 嗜む、までいかなくても、皆さんに少しでも天文というコンテンツに触れてほしい、もっと夜空を楽しんで欲しい!、そのためにはどうするか。自分は知識を持つことでより天文を好きになれた。ということは、他の人も知識を持って星を見れば、もっと楽しむことができるのでは?では、そのためのものをつくって、少しでも星空を見上げてもらおう!という発想から生まれたのが「覘」なのです。
 何事も倍値で楽しむには知識が必要です。皆さんがここで知った知識が少しでも天文を楽しむことに繋がれば幸いです。
 

「覘」作成

 内容を決めるのは実は簡単でした。なぜなら今回の内容は知識ベース。会長の力の見せ所というわけです。しかし、ここでの問題は会長はフォントや構成、の勉強をしたことが全くないということでした。試行錯誤しながら最初に完成したものはあまりデキのいいものとは言えず、納得ができないために本文を一部利用しながら全く作り直したものが今の「覘」なのです。

初期段階の「覘」

来月の見通し

改善点

 まずは、フォントの統一、デザインの見直しはマストでしょう。あとはコラム内容の精査は欠かせません。
 フォント、デザインに関してはズブの素人ですので発行しつつ勉強して改善していきたいとおもいます。特に表紙、つまりオモテ面の右上の改善は力を入れたいですね。

うーん、作りが雑。

 コラム内容の精査についてはもっと前々から文章を考えてよく推敲するのが安牌でしょうね。精進していきますので、応援よろしくおねがいします。

来月のネタと締めの挨拶

 今回一番の失敗はじつはフォントの統一感の無さでも、コラムのめちゃくちゃな日本語でもなくネタについてなのです。皆様思いませんでしたか?「獅子座って春よなぁ?なんでとりあげないんだ?」と、その通り、実は4月の良い時間(9時位)に南中(真南に見える)する星座は獅子座とかに座なのです。今回解説した乙女座とうしかい座は5月が適切といえば適切なのです。
 初回はキャッチーな星座がいいよな、とか春についてはやっぱ4月よ、とか考えた結果の選択なので間違いを犯した訳ではないのですが、二つの星座のあとに控えているのは天秤座やさそり座をはじめとした初夏の星座。

 さて、どうしましょうか…次号もお楽しみに~…

「願わくば、星降る夜に会いましょう。」



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