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#不登校は不幸じゃない

前回の記事で、息子のりとくんが不登校になったときのことを書きました。

確かに、その日は何の前触れもなく、でも何かの積み重ねの中でいつの間にかやってきた形でしたが、ぼくたち夫婦はそこまで驚いたり悲観してはいませんでした。

それには2つ理由があります。

1. 不登校について考える機会があった

それは、まだりとくんが不登校になる前の保育園時代のこと。

ゲームを活用した教育事業をやりたいなとおぼろげながらに思い描いていたある日、ふと「ゲームの家庭教師」というキーワードを思いついて Google 先生で検索してみました。
そしたら、まっさきに飛び込んで来たのが「ゲムトレ」というサービスです。

サービスの内容はぼくがやりたいと思っていたこととは違う方向性だったのですが、すでにゲームをつかった教育事業を会社として展開されていました。

すごいなぁ、どんな人が経営しているんだろう?
と興味を持ってネットサーフィン(死語)を進めていくと、代表の小幡さんは当時まだ20代の若者だったのです!

そしてこの小幡さんは、自らが不登校の経験者。小学2年生から中学卒業までを不登校としてすごし、その後高校3年生にして起業したというのだから驚きです。
不登校時代の原体験を元に、2019年に2つ目の会社としてゲムトレを起業するにいたったというシリアルアントレプレナーでもあります。
興味のある方はコチラでご本人の動画をご覧ください!

小幡さんは書籍も出版されていたり、ネット記事も多く書かれていたので、興味を持ったぼくは色々と読み漁ってみました。
そこで目にしたのがこのムーブメントです。

「#不登校は不幸じゃない」

それまで、ぼくの中に出来上がっていた不登校のイメージはとても世界がせまく、自分が小学生だった頃にクラスメートにいた不登校の友だちだったり、少年革命家のゆたぼんくらいのものでした。
そのイメージの中に、「不幸」といいきるまでのネガティブさはありませんでしたが、それでもやはり何かしら後ろ向きな印象を持っていました。そして、何より当事者の子供も親も学校も、何かと大変そうだな、と。

でも、このムーブメントの内容を追っていくと、不登校はそれ自体がネガティブで不幸なことなのではない。今の社会が不登校という現象をネガティブで不幸なものにしてしまっているということなのだと受け取りました。

ぼく自身は不登校の当事者ではないし、当時の息子も不登校になっていなかったけれども、学校に行かないということが問題であるというわけではなく、学校にいかないと教育が受けられないという選択肢の狭さ自体に問題があるのではないか?とうっすら考えるようになりました。

2. りとくんの特性を把握しつつあった

息子のりとくんがいざ不登校になったとき、驚きを感じたり悲観しなかったもう一つの理由は、彼の特性にあります。

面白いもので、このことについても事前に色々と学ぶ機会があったので、そのことがわかったときにも、ぼくたち夫婦はすんなり受け入れることができる状態にありました。

眠くて筆が進まなくなってしまったので、このことは次のエントリーで。

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