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警戒心の強いタイプにはorを使って誘導する

用心深い人ほど相手の誘いには簡単に乗るまいと普段から心がけているものです。「いまなら半額にしますよ」とか「この商品セットでこのお値段ですのでいかがですか」というようなセールストークにも、相手の思うツボには絶対にハマるものかと気を張っているでしょう。もしかしたら次の展開に持ち込めば、こういう人の警戒心を解くことができるかもしれません。例えば、カー用品店に行ってオイル交換作業を頼むときに「オイル交換だけでいいですか?それともエレメントのほうに取り替えますか?」みたいなことを聞かれたことはありませんか?本当はオイル交換だけするつもりなのに、そう聞かれたことで「じゃあ、エレメントもお願いします」と言ってしまうのです。じつはこういうケースで「それとも」という選択肢を使うと、何故かその後の提示を受け入れる気になりやすいのです。このorを使ったトークはニュアンスが「あなたが選択してください」というものに変わるのです。指示をする側の目論見はどちらもさほど変わりません。ただ、受け手が押しつけられたと思うか、自分で選択した気になるかの違いです。しかも、その瞬間的な気持ちの変化に受け手は気付いてないということがミソです。これをうまく使うと、警戒心の強い人に望むものを選択させることはさほど難しくないのです。
それと伝説のあのセリフ「ご飯にする?お風呂にする?それとも・・あ、た、し?」も同様にor作用が働いてますね〜

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