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学校や塾だけが「教育」ではないと思う

子育てにまつわるいろいろな話をしているといつも思うことがあります。「教育」に関しての親の責任は非常に大きいと思うのですが、一般的に「教育」というと、学校や塾や習い事に通ったり、家でドリルをさせたりすることだけが子どもにとっての「教育」と捉えがちだと思います。

 毎日の生活そのものすべてが、子どもにとっての「教育」と言えると思うのです。

子どもと丁寧に会話をし丁寧な食事をし、日本の四季を感じ風土や習わしを大切にしながら丁寧に暮らすこと。

何気ない日常の積み重ねが、子どもにとってはとても大切な「教育」だと思うのです。

いくら実績のある塾に通っても、

どんなに素晴らしいメソッドであっても、

ドリルやプリントをどれだけこなしても・・・

『食生活』がお粗末(ジャンク)であったり、親子の日常に愛や敬がなかったり、子どもにかける言葉がぞんざいであったり、こんな暮らしぶりでは豊かな人間性や確かな学力は培われないでしょう。

「教育」の基本は家庭での日々の暮らし方、周りの大人の在り方、なのだと思います。

『マダム・イン・ニューヨーク』という映画の中で、主人公の母親が「子どもに勉強は教えられるけど、「思いやり」というものを一体どうやって教えたらよいの?」とため息をつく場面があります。「思いやり」「親切」「お互いさま」「おかげさま」・・・こういう心の持ち方を子どもたちに教えていくのが、やはり、家庭の役割なんだと思います。それも、ごくごく小さいうちからね。


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