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小2~小3。見守るに徹するとうまくいく。

9歳の壁、と呼ばれる壁があります。

私は、若いお母さんたちに、「自律、自立の壁」だとお伝えしています。

この壁を上手に乗り越えさせてあげるのか、そうでないのか、という親の導き方が、その後の子どもの姿を決めてしまう、という事実を知ってください。

ちょうど、小学2年の誕生日辺りから小学3年の誕生日辺りまでのことです。

個人差もありますが、姿がコロッと変わりますので

親の方はびっくりします。

言うことを聞かないどころか、猛烈に反発し、

しょうもない屁理屈で反論し、やたら口答えをします。


親のあげ足を取って生意気なことを言いまくります。

わが子なのに「憎たらしい」とさえ思うこともあります。

とにかく「どうなっちゃったの?」というくらいの反抗ぶりです。

これは、子ども自身が壁を越えようとして、もがいている証。

年相応に精神が育ってきている証拠です。

だから、親がとるべき態度はただ一つ。


今まで以上に一人前に敬い、指示や指南を一切やめることです。

壁をいつまでも越えられない子どもの親は

たいてい「口うるさい」です。

「ああしなさい」

「こうしなさい」

「あれしちゃだめ」

「これしちゃだめ」

「●●したの?」

「●●持った?」

「忘れ物してない?」

・・・・・・良かれと思って、転ばぬ先の杖を突きまくっているのかもしれませんが子どもにとっては迷惑千万。うっとうしい限りです。

そっと手を離しつつ、口数も減らして

「見守る」に徹するとうまくいきます。


そして、

失敗してしまった子に対して、「そら、いわんこっちゃない」的な感じで、なじったり馬鹿にしたりするのではなくて

「失敗しても次にまた頑張ればいい。お母さんもお父さんもあなたのことを応援しているよ」

と受け止めてあげれば、親子の信頼のステージはグッと上がります。

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