子どもは幼稚な存在ではない
私たち大人にも、
遠い昔、「子ども」時代があったのに
そのことを忘れがち。
その頃の気持ちは断片的にしか記憶にないですね。
だから
親になった今、
子どもの気持ちと
行き違いが生まれる。
子どもは子どもなりに
実にいろいろなことを考えているし、
親の気付かないことを感じたり、
見つけたりして
一生懸命その瞬間瞬間に
さまざまなことを学んでいる。
ご飯を食べて、寝て、ぐずって
ただただ動き回っているだけではなくて
この世で生きていくための「知恵」や「学び」を
小さな体で
存分に受けとめようとしている。
だから、
それに合わせて
心も目まぐるしく動く。
「早くしなさい!!置いてくよ!!」
「いつまでやってるの!!行くよ!!」
「なんでいつまでもそんなこと言うの!お母さまはもう、知りませんよ」
命令や脅し文句で、
親の言うことを聞いてくれるのは、
まあ~
1歳半までかな?
それをすぎると
子どもの心を動かす言葉かけをして
子どもの心を動かさないと、
自分からは行動に移ってくれない。
それなのに!
そのことを知らずに
無理やり、
いつまでも「命令や脅し」「鬼の助け」で子育てをしていると
どうなる?
母子一体感なんてどこかへ行っちゃって・・
『この子はやりにくいわ~』
『子育てって大変』
『私は子育てに向いてない』
『ほんとにこの子は言うことを聞かない』
・・・・ということにつながる。
親は
たとえ
すべてを知ることができなくても
わが子の心を知ろう、知りたい
という気持ちでいつも接して欲しい。
子どもは、
身体こそ小さくて親の庇護が必要な
か弱き存在かもしれないのだが、
魂的にみると
親も子も同じ立場だということを
忘れてはいけない。
子どもに対して
「あれしなさい」「これしなさい」と命令ばかり、
「早く」「そっちじゃない、こっち」と指示ばかり。
「○○しないと、もう放っていくよ!」と脅してばかり。
これがいかに愚かなことか。
けど、
ママもパパも、
子育てビギナーなのだから
知らずにやってしまっているだけ。
ママもパパも一生懸命
試行錯誤をしながら
子育てをされているんですよね。
だから
こういう考え方をすると楽だよ、とか
こうやって言うといいんだよ、とか
子どもはこういうことを考えているんだよ、とか
こういう時は、こうやって導いてあげるといいんだよ、と
私は
価値ある子育ての知恵を
もっと世間のお母さまお父さまに知ってほしい、
そして、
もっと広く伝えなくては、と思って活動しています。
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