「泣きたい」サインを見逃さないで

ファーストクラスの子育て®
心の子育て右脳教育
岩永リタです。

教室で
幼児さんのレッスンをしている時、


「どうしてそんなことにこだわるの？」
「理不尽なこと言わないでよ」


というようなことがよく起こります。



それは、おそらく
ただ、お母さんに叱られることで
「泣き」たいだけかもしれないのです。



大声で泣きじゃくることで

心に巣くっているモヤモヤしたものを吐き出したいのです。


例えば
こんなことです。



何度言っても足で机を蹴とばす。

1枚ね、というお約束のシールを何枚も貼る。

教材を投げつける。

教材を返さない。

お母さんの膝に座らない。

お母さんに抱っこされるのを嫌がる。
お母さんに抱っこされそうになると、のけ反る。

お母さんを叩く。お母さんを蹴る。

「あっちがよい」と、人の持っているものが「よい」とごねる。

机の下にもぐる。

椅子の上に立つ。

窓やカーテンをいじる。

あえて、紙じゃなくて机に書く。

もらったプリントをわざとくしゃくしゃにする。

机の上に足を乗せる。

お友達に暴言を吐く。

お友達に物を投げつける。



他にも表現方法はありますが、

ざっとこんな感じです。


叱られることをきっかけにして「泣きたい」のだ、
というサインを見逃さないようにしましょう。

お菓子やおもちゃで釣ったり、
違うものでごまかしたりして

お母さんがこのサインに全く気付かないことが続くと・・・・

子どもたちは、お母さんに対して「諦め」て
それを外でやることになります。
集団の場、園、学校で。



講師の先生たちは
いち早く
このサインに気づきます。

おそらく100％間違っていないだろうな、
という自信があります。

「あれですね」
「ですね」
「わかりやすく出てきましたね」
「ですね」

という阿吽の呼吸で対応します。
わざと泣くように導いて
大声で泣かせるように仕向けるのですが・・・

こちらは適切に対処しているのに
お母さんがトンチンカンな対応をして
協力してくださらないことも多いです。

飴やチョコやジュースで
釣ったりね、
「ごめんなさい」って言いましょうね、とか。

巣くっている「何か」を一時的に
忘れさせるその場しのぎは
問題を後回しにしているだけです。

あなたのお家でも起こっていませんか？？