見出し画像

学校でお昼休みに1人で本を読んでいる子は「かわいそう」なのか?

小学生のお母さま方と懇談していると、よく

「うちの子は、どうも、お昼休みに独りぼっちみたいなので心配です」

「お昼休みは、いつも一人で本を読んでいるみたいです」

「今日はお友だちと遊ばなかった、という日が多いので心配です・・・」

ということをおっしゃいます。

お友だちと一緒に遊んでいるのか、そうでないのか。外で走り回っているのか、教室の中で読書をしているのか。

この点だけを「学校生活の充実度を図るモノサシ」にしてしまっていては本質が見えませんね。

お友だちと一緒にいることで「群れる」安心を感じてはいても心の中では孤独かもしれません。また一方で、お友だちといつも一緒に「群れる」わけではないけれども独りで読書をしたり、絵を描いたりしながら一人の時間を持つ子どももいます。

休み時間の過ごし方に決まりはないし、親がとやかく指図することでもないでしょう。また、一人で読書をしている子は「お友達とあそべなくてかわいそう」なこともないですし。

孤独と孤高は違うのです。

皆が皆、いつもいつも「キャーキャー!!」と群れてグラウンドでドッチボールをする必要はないのです。

勝手に大人が作り上げた「見えない固定観念や価値観」をもうそろそろいい加減何とかできないのかな?と思います。

いただいたサポートは教室の絵本購入に使わせていただきます。