feedをしてはいけない
今日は3大しつけの話です。
七田眞氏はいつも、「食事、排せつ、清潔」この3つが生まれてから初めての「3大しつけ」だよとおっしゃっていました。
まずは一つ目の食事のしつけについてお伝えします。食事のしつけというと、園児くらいからスタートするのかな?と思いますよね。実はこれは授乳期や離乳期にさかのぼります。
おなかすいたね。
おっぱい飲もうね。
嬉しいね。
美味しいね。
おなか一杯になったね。
コレ何だろう?
食べてみたいな。
わ~おいしい。
楽しいな。
おいしかった。
お腹がいっぱいになった。
気持がいいな。
こんな風に、まず「食事」についてこういうプラスの気持ちがくっついていてほしいです。
食事 ってそもそも楽しくてうれしいことだもの。
で・す・が、
「なんでも食べさせないといけない」「好き嫌いをさせちゃだめ」「栄養が偏るから一日に30品目」「お行儀を教えないと」と、
まあいろいろこのあたりを詰め込もうとするから母子関係がおかしくなるくらいガミガミやってしまっているお母さんが多いのです。
食事中に叱りつけるのは絶対やめて下さいね。無意識脳に「マイナス」の思いが残ります。
また、遊びながら食べて困る、食事に、時間がかかりすぎる。というような場合、必ずといっていいほどやってしまいがちなのが
「お母さんが、遊んでいる子どもを追いかけていってスプーンで口の中へ食べ物を入れる」
これは「食事」とは言えませんね。私は「feed」と呼んでいます。見ている方も嫌な気分になります。
こんな場合は、15分間、20分間と食事時間をあらかじめ決めておいてお約束をし、その時間が過ぎれば食事は片づけるとよいのですよ。それであとでおなかがすいた~と子どもに泣きつかれても、一切取り合わない。あなたの問題だからお母さんは知らない。次の食事まで我慢しなさいね。と頑として譲らないこと。これで解決なんですよ。
ところが!!
お母さんが根負けをして (・・・何に根負けをするのかというと子どもがおなかすいた、とわめく姿を見るのが嫌、あるいは、やかましいのが嫌、という自らのエゴに負ける)途中でバナナやリンゴを間食させてしまうお母さんが非常~~~~~~に多い!!!!!!
そうなると、子どもは、ここから何を学ぶと思いますか?
1、食事時間にわざわざ嫌なものを食べなくてもあとからおいしいものがもらえる。と、理解する。
2、うちのお母さんは、結局は「お約束」を反故にしてくれるからちょろい、ちょろい。お母さんの言うことなんか聞く必要がない。ということになります。
こうなってしまったらもう大変。
「しつけ」 なんてできません。できなくしたのは、あなたのエゴのせいです。子どものせいじゃありません。
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