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人生のイベント 結婚、結婚式、妊娠、流産 〜妊娠篇〜

結婚式が終わり、数日は燃え尽き症候群で余韻に浸っていた。
このコロナ禍でできなかった、両家顔合わせもできてふっと一安心。
式後、来てくれた人たちの感染もなかったようだ。それを確認してふたたび安心し、私たちはすっかり日常に戻っていた。

普段は夫婦ともシフト制なので、休みが合う日が少ない。それでも月に1度か2度、休みが合えばどこかへ出かけたり映画を見たり、ゆっくりしたりのんびり暮らしていた。

そして、家族を増やしたい話を自然とするようになった。私も賛成だった。ふらっと立ち寄る本屋でも育児本を横目でチラッと意識しながら素通りしたり、ブログ読んだり。どれくらいお金がかかるのか調べたり、勝手に自分の子どもを想像してニヤニヤしたりしていた。

それならば!と、思い切って引っ越しをした。
いつか来るかもしれない我が子と住める家。そうと決めたら前を向いて歩くだけ。
あれこれ話し合いながら、条件を見直していく。
都会派妻と田舎派夫の感覚は面白いほどに違う。あーだこーだ話しながらなんとか出会った物件。気づいたら結婚式が終わって数ヶ月後にはバタバタと荷造りしていた。

そして、引越しが無事に終わり、格段に広くなった家で新しい生活がスタートした。基本的に家事は2人で行った。役割は決めてないけど、できる方が家事をする。これが、私たちのスタンスだった。あとは自然に任せて暮らす。

それから少しして夫側の実家へ帰省旅行。全国的に旅行割を盛んに行っていた。夫の実家は新幹線で3時間以上かかる。旅行割が相当効いたのでグリーン車で帰ることにした。何とも快適!みんなで過ごすひとときは楽しい。知らない土地を案内してくれる両親。私は地元をこんなに案内できない。

ここで、なにやら違和感に気づく。
あれ、生理が来るはずなのに・・・
私の性格上、気にしたら調べずにはいられない。旅行中だけど、検査薬を買って試した。ものの数秒で線が!!!え、線が!!!
うそ、まじ?え、今?うわ!どうしよう!
突然の焦り。
隣にいた夫は喜びすぎて足をぶつけていた。

気にしぃな妻と心配性の夫。
子どもが!?私たちに子どもができた!
もちろん、喜びが大きかった。この喜びを隠しきれず、義両親に報告したら驚いていた。
その後、私の両親にも報告したら、それはそれは喜んでくれた。

結婚して、結婚式を挙げ、引っ越しを済ませて妊娠をした時、世の中は年の瀬。バタバタと駆け抜けた1年が終わりを迎え、新しい年が一気に楽しみになった。

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