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上下関係は淘汰され、師弟関係が残る

私の知り合いの言葉で、好きな言葉がある。

「そう思うんならそうなんだろうよ、お前の中ではな」

私は本人から直接聞いたわけではないので、こんな感じのことを言ってたらしいよと旦那さんから聞いた時の原文まま。
この件には直接関係ないけど、この言葉を言った彼女はフェアリーと呼ばれている(笑)
フェアリーは可憐さ故にそう呼ばれていて、こんな言葉遣いするような人ではないので、実際はかなりマイルドな言い方だったのが、脚色されているんだと思う。

脚色はどうでもよくて。
私、この言葉にはなんか、ものすごく正しさを感じるんだよね。
あなたにはあなたの世界があって、その中であなたが感じたことは正しいんだよという。
絶対的な受容、許し。
フェアリーはわかっててこの言葉を口にしたんだろうか。
わかってなくてこれを口にでしたんだとしたら、本当に妖精なんじゃないか。
すごいな、フェアリー。

そう、人が自分で見ている世界ではいつでも完璧で最高なんだ。

宇宙的な視点で見ればそもそも上下関係なんてない。
けれど、タイミングや、エネルギーの強い弱いとか、この人は今、新しいことを思いつけるとか、絵が描けるとか、文章、お芝居、楽器とかね。そういった得意はある。


最近、精神や魂の成長に師弟関係ではない、上下関係を持ち込むと、なんか、おかしくなるのかなぁって思うんだよね。
私の思う師弟関係とは、師は体験や知識を伝える人で、自分を超える弟子を育てるためにいる、という関係性。
そこにあるのは教えたい、遺したいと言う気持ちと、尊敬の気持ち。
そして私の思う上下関係とは、極端な言い方だけど、上は下を見ることで自分が上なんだと思える、下は上を見ることで自分が下なんだと思える関係性。
スタート地点は似ていることもあるかもしれないけど、この2つ、到達するところが違いすぎるなと。

風の時代、上下関係は少しずつなくなっていくという。
そうしたら、素晴らしい師弟関係がたくさん、残りますように。

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