電車の席に座るか譲るか
今日は久々に電車に乗って遠出した。
人も多い場所で疲れて、帰りは座って帰りたく、始発駅にて一本待って、先頭に並んで端っこに座れた。
私はもともと低血圧気味で、通勤電車でも何度も貧血を起こしている。立ってられずその場で座り込むこともある。大体、ドアの横に立つことが多いから、ドアの横でひっそりと座り込む。嫌そうに目を逸らされることもある。
そんな経験があるからこそ、電車に乗らざるを得ない時は、あ、ちょっとヤバいなと思う時は座れるように何本か見送ったり各駅停車を選んだりすることもある。
そんな状態でなんとか座れて、帰路についた時、途中駅でお爺さんお婆さんが乗ってきて、
「座らせてもらいましょうか」と大きな声で言って、目の前の人に(半ば強制的に)席を譲ってもらっていた。
多分、あんなわざわざ声を出さなくても譲る人はいたと思う。
私も元気な時は、そもそも筋トレ代わりに立つようにしているし、座ったとしても、妊婦さんやお年寄りを見かけたら何度も譲ってきた。
ただ、今日は。。
お爺さんお婆さんに比べたら歳は若いけど、今は貧血で目眩を起こしそうで、できれば座っていたくて、、と心の中で葛藤した。
ただ、私は始発駅で、座りたいために一本見送ったけど、途中駅で乗る人はそもそもそれができない。
そしてかつての記憶を思い起こした。
妊娠中、電車に乗らざるを得ない時が苦痛だったこと。
優先席の前に立つのもプレッシャーをかけるようで嫌だったし、優先席じゃなくても、目の前に立たないでくれと思われてたらと思い、ドア横を敢えて選んだりしていた。
優先席を必要としている人がいる。
優先席じゃなくても譲り合うのが社会倫理だ。
でも、見た目でわかりづらい疾患や悩みを抱えてる人もいる。その判定は誰ができるんだろう。
⭐︎⭐︎⭐︎
電車に乗るということと、空いた席に座る、そして必要と思われる人に譲るという社会的なマナー、いずれも公共機関の公平性と倫理観に基づくもので、なかなか複雑だと感じた日。
では車に乗れって?
車は酔うから(タクシーは特にスピード出されるし)、目眩貧血持ちと過敏性胃腸炎持ちには途中下車できる電車の方が気持ち的に楽なんです。
この世はかくも生きづらい。
いや、私に必要なのはとにもかくにも基礎体力向上だ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?