車内で泣く子を連れたお父さんに過去の自分を見た

外出先の電車で大声で泣き叫んでる男の子を見た。男の子は幼児か小学校低学年くらいだろうか。

連れてる親はパパだけで、停車時に一旦降りたものの、男の子が「降りたくない‼️」と泣き叫んで再度乗車した。

私は全く他人事に思えなかった。
我が家にも泣き叫びの過去形と現在進行形の子がいる。
家の中だとまだしも、外出先や密室空間である乗り物の中だと地獄だ。

我が子も予防接種時にスイッチが入って大泣きし、これが欲しいと床に寝転がって泣き叫び(この時、私は下の子を抱っこしてたので身動きがとれなかった。下の子を抱っこした上で上の子を抱っこするという、今では考えられない「サンドイッチ抱っこ」の力技を発揮して、心で泣いて早足で帰ったのだ)、
リムジンバスで大泣きして海老反りになる子を一生懸命なだめて親子共に汗びっしょりになったり、
今でも兄弟喧嘩でどちらの肩を持ったコメントをしようものなら、臍曲げて、泣きながら走り出したり…というのがある。

妊娠中はいつこの悪阻が終わるのかと思い、産後は終わりの見えない夜泣きに悩まされて(幼児期まで続き、毎晩起こされた)、今は癇癪のスイッチに疲弊している。

⭐︎⭐︎⭐︎
冒頭の男の子だ。
車両内に泣き叫ぶ声。
私はお菓子かジュースかYouTubeを渡しに行きたいくらいの気持ちに駆られたが、いかんせん、親御さんが禁止しているのかわからず、無力さを感じながら何も役に立てなかった。

降りてゆく親子がしっかりと手を繋いでる姿を見て、なんだか込み上げるものがあった。

永遠かに思える時期、期間限定ではある。とはいえ、自分にとっても今この時は今だけのはずだ。

育児で泣いて笑って怒ってまた泣く全ての親と子に笑顔の時間が少しでも多くあるように。

立ち去る親子の後ろ姿にエールを送る。

#ジブン株式会社マガジン
#育児
#泣く
#癇癪
#電車
#バス