私の保活体験記
認可外保育園の痛ましいニュースを知った。
我が子も認可外保育園に 1 年間通ったので、保活の記録兼ねてその記憶を辿り綴ってみる。
保活は住む場所と戦略とリサーチが肝
2 箇所の行政で計 3 回保活をした。
保育園の入りやすさは住む場所に大きく依存する。「激戦地区」というものが存在し、保活激戦地区では待機児童も多く、認可保育園に入園するハードルは非常に高い。
故に、保育園を選ぶのであれば、住む場所をまず検討するというのは一つある。(就学を見据えて学区がどうかという側面もあり、検討項目は多岐を極める)
住む場所が決まったら (ここの自由度はそう高くないとは思うが)、続いて保活で大事なのは戦略となる。
第一子の苦い経験を踏まえ、二回目以降の保活では行政の認可保育園選考基準を穴が開くほど (行政の保育園担当より詳しくなるほど) 熟読した。所謂ポイントと呼ばれるものだ。
何が加点要素となって、どのように選考されるのか。認可保育園は選考基準が記載されているので、そこを把握したうえで、戦略を立てる。
この選考基準は行政によっても異なる。
復職時期を見られるところもあれば、認可外保育園の預け入れ期間を見るところもあった。
そして通える範囲の保育園をリサーチする。
認可保育園は行政が配布する資料に一覧があるし、認可外保育園についてはネットや口コミ、さまざまなものを駆使してリサーチするしかない。
私は園庭の広さと、園自体の規模、給食の柔軟性、イベントや活動の充実さなどを重視した。
※あとは最終的には実際に見学に行って「通わせたい」と思えるかどうかという感覚値は大きい。
ママ友との距離が離れた悲しい記憶
ほろ苦い記憶がある。
第一子出産後、初めての育児で不安が先行し、行政が開催する同い年くらいの赤ちゃんとママが集まるイベントに参加したりしていた。
そこでできた近所のママ友。
子供も同い年だし、都市部でバリバリ働いている人 (育休中) も多く、話が合った。
そのグループの中で、「この保育園いいね」と話していた保育園があった。私たちの住む場所から近く、園庭が広くてのびのび通わせられそうだった。
ただ忘れてはいけない。近所のママ友で同い年の子を持つ働くママとなったら、保活の場ではライバルにもなるのだ。(悲しい…)
私はそこをあまり意識しないようにしていたし、「この保育園いいね」と話したり、認可外保育園の情報交換をしたりしていた。
同じくらいに子を産んだ者同士、「いつ復職する?」と言う話もしていた。
保育園の入園申請をするのは 12 月。
復職ポイントもある行政。
4 人のうち 3 人は 11 月に復職かなと話していて、A さんは「私はゆっくりしたいから 4 月の予定」と言っていた。
その A さんが、急遽 10 月に復職したと言うのを翌月になって聞いた。
職場や家庭の事情があったのかもしれない。
ただ結果的に A さんは唯一、みんなが「あそこいいね」と言っていた認可保育園に決まり、ほぼ同じような希望で申し込んだその他 3 人は遠方 (つまり下位の希望) になった。
第七希望の保育園の決定通知が来たときはショックで頭が真っ白になった。
そして「あれは作戦だったのかもしれない」とつい思ってしまう自分が嫌で、なんとなく距離をとってしまった。
保活激戦区は残酷だ。近所のママ友と情報戦を繰り広げることになり得る。
仕事を一時離れて、子供を産んだ直後になんでこんな世知辛い思いをすることになるのか。やるせなく感じた。
その後、引っ越しもあって、引っ越し先の保活になったので、「近所のママ友と保活ライバル」みたいなことはなくなり、
行政の選考優先度を読み込んで戦略をたて、何度も見学を重ね、子供が幼児になる頃には第一希望の認可保育園に入園が決まった。(感無量)
情報戦とは距離を置きたい
そんなやや苦い記憶があるだけに余計に、情報戦っぽい雰囲気を感じると逃げ出したくなる。
「〇〇ちゃん習い事たくさんやっててすごいですね!」
「うちは何もやってなくて」(→その後子供経由で色々やってることを伝え聞く…)
これから受験とかあると、余計にそういった「探り」みたいなものがあるんだろうなと、ちょっとゲンナリしている。
そんな身近なところで比較し合ってどうすんだ、世界は広いぜよ !!
なので、そういう妬み嫉みが入り乱れるコミュニティから距離を置くためにも、仕事で忙しくして、余暇は自分の趣味を探求しようと思っている。
自分の人生を楽しむ背中を (子に) 見せる意識も持っていたい。
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