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外郎、名古屋タイプと山口タイプ

水無月とは、6月に販売される京都の和菓子で外郎の一種です。
室町時代、暑い夏に氷を食べられるのは貴族などお金持ちのみ。
庶民には氷は無縁だったので、せめて氷の形をしている物をたべて涼を取ろうと考えられたお菓子がこの三角形の水無月です。

氷の形のものを食べたら涼しく感じられるって、すごい想像力というか精神力よね。

わたし、外郎が好きなの。
固めの外郎より、できればプルプルな柔らかいのが好き。
どんなプルプルなの?と疑問に思われたら山口の豆子郎という外郎を食べてみて。
あの程度の柔らかさが好きなので、名古屋の外郎は固すぎてイマイチなんだよねぇ🙄
名古屋の外郎ファンの方にはごめん~

プルプルの柔らかいのが好きなのに、今回の水無月は名古屋バージョンになってしまって、ちとがっかり。

一番最初に知った外郎のレシピは小麦粉9:米粉1。
砂糖と水とすこしの塩。

これだけの材料で外郎って作れるんだと分かった時は感動したわ💗

ふと、「小麦粉と米粉の割合を逆転させてもちゃんと固まるかしら」と疑問が湧いてきました。

まずは無難に5:5で。

ちゃんと固まっておいしい外郎。
でも、9:1の時よりやや固めかも。

この時点で気づくべきだったのよねぇ
米粉が増えたら固くなるんだってことに。

つい、米粉が多い方が世間的に受けるだろうなぁと世の中に迎合する気分になってしまって、さらに米粉を増やして8:2で料理配信したの。

表面が波打ってしまったけど無事に固まって外郎は出来上がりましたが、わたしの好みじゃない名古屋風の固い外郎になってしまった!😱

なんてこった!
あんなに固いのは嫌いなんだと言ってたのに、自分から固くなるような割合で作ってどうすんだ?!って話よね。

実は山口の豆子郎は砂糖がいっ~ぱい入っているので、柔らかめのプルプルに仕上げることが可能なのです。

お菓子において、砂糖は甘みを付けるだけでなく柔らかさや保存性にも貢献してくれます。
わかっているけど、砂糖をいっぱい入れることができない😥

今回使った砂糖は、甜菜グラニュー糖と和三盆の二種類。
料理配信の時は、ぼ~としていたのか和三盆と言わず、「三温糖」と言ってます😱

和三盆と三温糖、全く別物なのにね。



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