報告書によると、ロシアのウクライナ侵攻開始前からこうした施設が設置され、4月のマリウポリ制圧後に増えたことを示唆する証拠があるという。
研究チームは元収容者の話をもとに、選別施設内の状況は国際人道法上、「残虐で非人道的または品位を傷つける扱い」に当たると指摘。施設は過密状態で適切な衛生設備を使用できず、食料や清潔な水も不十分で、雨風にさらされ、医療も受けられず、収容者の隔離が行われている状況だと述べた。
電気ショックや過酷な隔離、暴行などを受けたと証言する人もいて、事実と証明されれば拷問に当たる可能性があるという。