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北海道の人が使ってみたい沖縄の方言

1位は「なんくるないさぁ」とのことです。

北海道の人じゃなくても、「なんくるないさぁ」はよく知られてるみたいですね。

私も「なんくるないさぁって本当に使うんですか?」と訊かれることがある。

ただ、私の感覚だと、沖縄の人も、方言ネイティブ世代じゃない若い世代は、「なんくるないさぁ」は内地の人と同じような感覚で取り入れてる気がする。

「なんくるないさぁっていう言葉があるんだ。なんかいいなぁ。この方言なら使えるから使ってみよう。」という感覚。

方言ネイティブ世代でないので、方言には憧れがあるのです。自分が使えそうなものだけでも取り入れたいのです。




その他にある「あがー」は、沖縄を離れてからは使わなくなりました。出てこなくなりました。

同じ沖縄を離れて長年経つ兄弟が、まだ「あがー」と咄嗟に言ってた時は、感動しました。

「まだ自然に出てくるの?すごい!」と驚きを隠せませんでした。




逆に、私が何かに対して「これ、上等だねぇ」と反応すると、「上等って懐かしい」と兄弟に褒められました。

「いいね」というのを、沖縄では「上等さぁ」とか言います。

私も普段は出てこないのに、久々に口から出てきて、自分でも「懐かしい」と思ってしまいました。




朝ドラの影響で、「ちゅら」という言葉が一気に浸透しましたね。

「美ら」と表記されることが多いですが、方言ネイティブ世代からすると、本来は、「清ら」が正しいそうです。

見た目の美しさだけではなく、内面も美しいという意味が、本来は含まれている。

だから、何でもかんでも「ちゅら」と付けるのは、違和感があるといううちなーんちゅもいるみたい。




沖縄の方言は、沖縄の中でも、若い世代に広まっていく過程で、間違った意味が伝わることもある。

小学生の頃に、同級生の間で「いちゃんだ」という方言がよく使われるようになった。

よく使っている子の会話から、「テキトー」というニュアンスで使われるんだと推測した。

ある日、私も家で「いちゃんだ」を使ってみた。すると、方言ネイティブの父親に「はぁ?意味違うよー。無料っていう意味だよ。誰から教わったの?」と言われた。


言葉は使っていかないと廃れていくものだから、積極的に使っていけばいいと思う。

でも、誤った意味なのであれば、ちゃんと本来の意味を知っておきたいなと思う。




北海道は、沖縄の人にとって、親近感のある土地だと思う。

どちらも日本本土の両端にあって、本州のことを「内地」と呼んでいるというし。


方言の話題でいうと、やはりアイヌ語が気になる。

沖縄の方言も消滅危機があると言われているけど、アイヌ語は世界的に「危機言語」に認定されていたはず。

アイヌ語由来の地名は、かっこよくて気になる。

いま気になってる「トマム」を調べてみたら、「湿地」という意味でした。

北海道、行きたいなぁ。



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