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越境ECビジネスに必要な「海外PL保険」

 「EC取引」とは「電子商取引」(Electric Commerce)のことです。中小企業にとってECは導入コストはEC運営者の台頭により少なくなり、やり方によっては、大きく飛躍する可能性があります。
 
さらにECは、言語を変えれば世界市場を相手に商売が出来るツールでもあります。今まで国内向けにしか販売していなかった商品もECを使えば世界中どこにでも販売することが可能になります。
 
世界市場を相手に展開する越境ECを行う時に加入が必須の損害保険が「海外PL保険」です。
 
「海外PL保険」は海外の顧客が購入した商品に欠陥があり、その商品が原因で発生した対人・対物事故の賠償責任に備える保険です。
 
海外では日本と訴訟に対する考え方が違い、訴えられるリスクが高くなります。特に北米は訴訟大国と言われており、すぐに「いちゃもん」を付けられる文化があり生活雑貨等の販売においても訴訟に巻き込まれる可能性があります。
さらに、「懲罰的損害賠償」と言う考え方があり日本では考えられない天文学的な金額を賠償請求される可能性も否定できません。
 
「海外PL保険」は上場企業などの大企業向けの保険と思われてきましたが、今や越境ECを行う中小零細企業にも必須の保険となり、保険会社によっては、中小零細企業向けに割安で加入できる「海外PL保険」も開発されています。
 
「海外PL保険」の加入の考え方については、私のnoteの記事
「海外PL保険は外資系保険会社で加入を勧める理由」(https://note.com/risk_m/n/nee13df333add)を参考にして下さい。
 
特に賠償の考え方は世界では日本の常識が通用しません。越境ECの立ち上げをお考えの経営者様は、「海外PL保険」の加入をご検討ください。


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