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日に当たる恩恵

パーソナルトレーナーの高畑です。
リモート出勤で外の空気を浴びたり、朝の通勤に出たりしなくなったりと、日光から離れる機会が増えていませんか?

今回は最近離れがちな日光に当たることで人本来の生活が可能になったり精神的にサポートがあったり体にとても良いことがどのような効果があるのか紹介していきましょう。

目を覚まさせる

その昔、人は日照のリズムに合わせて生活していました。(サーガーディアンリズム)

朝日が登り、網膜が光を認知して脳が次第に起きていきます。一日のはじめのスタートボタンともいえます。一方その昔は音で目覚めるのは緊急事態で、天災や動物が襲って来たりする時の本当に緊急に身構えないといけない時の仕組みでした。しかし現代人は音で起きる目覚まし時計をセットして寝るケースがほとんどです。
それは本来の人間で言うところの非常事態が毎日起きていることになります。ただでさえストレス社会で生きている私達にとってストレスの原因になりうるのです。

ただ、科学技術の発達は凄まじく、音のアラームではなく光の目覚ましというものがあるので、光で目を覚ます習慣をつけておくと一日がより良いスタートを切られる事でしょう。

骨の健康、感染予防

日光といえば発がんを抑制し、感染予防や骨の維持に関わるビタミンDを摂取出来るものとしても知られています。カルシウムの吸収の促進、免疫に携わるなどのメリットがあり、メカニズムとしては日光(紫外線β波)が7デヒドロコレステロールからビタミンD3として皮膚から吸収されます。(この時のビタミンD3の量が不十分の場合経口摂取が必要になります。)肝臓と腎臓で代謝されて1,25ジヒドロキシビタミンDと呼ばれる活性式の物質になり、それがビタミンD受容体(VDR -Vitamin D Receptor)に結合されることにより骨粗鬆症,がん,糖尿病,動脈硬化,自己免疫疾患,アルツハイマー病といった現代社会における重大な疾患に対して有効であるとされます。

統計的に30代女性の半数がビタミンD不足と言われています。

積極的に散歩だったり、昼寝だったりで十分な日光を適度にとれるようにしていきましょう。

*参考文献:代謝研究に基づくビタミンD作用メカニズムの再考 榊 利之


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