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脂っこいもの、甘いものを欲する訳

美味しいものは脂肪と糖で出来ている。これは実際よく聞くフレーズだと思う。

どうして欲するのか、またどのようにコントロールして食べていくのかまとめる。

甘党

砂糖自体というより急にたくさんの糖を取ることによる血糖値増加、多幸感のあるセロトニンの分泌によって食べた後の快感を求める依存性があり、シュガードラックと呼ばれることもある。

ついでだが、血糖値の上昇と気分は比例しており、精神疾患、主に鬱病の方は甘いものをよく食べる傾向がある。そして、体のバランスを保つ為に血糖値を急上昇すればするほど血糖値を下げるインスリンが出て、気分も同様に下降していく。
このインスリンで糖が筋肉や脂肪に合成される。

肉を食うと幸せ

この症例も少なくはない。正確には肉に含まれる脂のオメガ6のアラキドン酸の作用である。快感や鎮痛に作用するアナンダミドは脳に多く、ワーキングメモリ、生活リズムの向上に役立ちはするのだが、意図して肉の脂を欲しがる必要はないほど他の脂に入っているのでむしろ過剰にとりすぎるものの一つである。過剰にとりすぎることは
・炎症の悪化  
これはとりすぎることによる反応でプロスタグランジンとブラジキニンの相互反応での炎症が増強されます。単純にアレルギーや生理痛が悪化します。
・肉食でのリスク
WHOが定めるがんの危険因子グレード2と言われ、酒、タバコに次いで発癌性が認められる。
消化菅へのダメージが大きい。

全く取らないことが良いわけではない

多くの物資には人体で致死量があり、毒にもエネルギーにもなる。糖自体も過剰にとるのではなく血糖値を緩く上昇させるものをえらべばよいし、体内でのエネルギー源としても優秀な為、糖を断つということは低エネルギーでしか行動出来ない様になるということでもある。オメガ6自体は体内で生成できない為、食事で吸収する事は必要だが、過剰にとる事での弊害も大きく、普段格段に意識せずとも食事をしていれば充分以上にとれ、むしろ少し控えておくべきものだったりする。

一度ファスティングなどをして肉や糖に依存しすぎない様心がけてみるのもよいのではないだろうか。

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