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長く寝る方が、速く走れる?米大学アメリカンフットボールの事例
今回は、アスリートの睡眠時間とパフォーマンスの関係について、米大学アメリカンフットボールの事例を元にご紹介していきます。
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2010年の研究では、「睡眠時間を延長すると40ヤード走の記録が0.1秒縮まった」という結果が出ています。これは、スタンフォード大学アメリカンフットボールチームに所属する18〜22歳の7名の生徒を対象とした研究で、一定期間に最低10時間の睡眠をとってもらったものです。単にパフォーマンスが上がっただけでなく、昼間の眠気や疲労感も軽減されたと報告されています。
睡眠に力を入れているのが、Oklahoma State Universityのアメリカンフットボールチーム。その背景には、ヘッドコーチを務めるMike Gundy氏の存在がありました。彼は身体的な疲労回復だけでなく頭を休める重要性に着目し、チームの休養を見直すように。「バーンアウトしてしまう選手を多く見かけるようになったんです。これを受けて、年間のトレーニング負荷を下げるようにしました」Mike氏は語ります。
具体的な取り組みとして、選手一人ひとり最低8時間の睡眠をとることが求められています。さらに就寝中はアイマスクをつけて光を遮断し、室温を約16°C〜約19°Cに設定。睡眠環境も含めて、質の高い睡眠を追求します。
練習に時間を割くだけでなく、休養をしっかり確保することも重要です。睡眠こそがパフォーマンス向上に繋がることを念頭におきながら、トレーニングを考えてみていただきたいです。
<参考記事>
(2017年)
(2010年)
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