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バトンで世界を目指していたアイドル・仲村まひろが語る悔しかった想い

勝負の日の前日は、不安や緊張、興奮が交差するもの。
特に決戦の日に結果が求められているアスリートや指導者は、「眠れない」といった経験も少なくないと思います。

本特集企画「決戦前夜〜眠れない夜の裏話〜」では、選手や指導者の“決戦前”のエピソードに迫ります。

第2回は、バトントワリングで全国大会9度の日本一を経験したグラビアアイドルの仲村まひろさん。

現役時代は数多くの成果を残してきました。ただ、印象に残っているのは悔しい経験と語ります。今回は、長きに渡るバトン生活で、思い入れのあるエピソードについてお伺いしました。

「ワクワクが止まらない」初の東京・初の日本一

バトン人生で最も印象に残っているのは、チームで初めて日本一を取った全国大会です。この時は、まだ中学1年生でした。初めての東京で、会場の幕張メッセを見た時に「ここで踊るんだなぁ!」とすごく興奮しました。音楽番組に出てきたり、アーティストがライブを行なうような会場だったので、ワクワクしたのを覚えています。

その日は大阪から東京までバスでの移動で、中学生から高校生までの選手がそれぞれの種目は違っていてもみんなで一緒に行動をしていたので、全員合わせると何十人もいて、バス4台くらいで移動したのを覚えています。前々日の朝から夕方まで移動をして、次の日の練習を経て本番に臨むという形でした。

先輩と後輩が相部屋になっていて、当時高校生の先輩と一緒の部屋に宿泊することになりましたが、私はやんちゃな子という扱いだったので、当時の副部長の先輩と、次期部長になるだろうと言われていた大先輩との相部屋になりました。大会の緊張よりそっちの緊張のほうが大きかったですね(笑)

世界大会に出場しているような先輩方とも一緒に演技をさせていただいくことが出来たこともとても印象に残る経験でした。


印象に残るのは“悔しい”思い出

私はもともと練習が嫌いなタイプでした。先生もそこを察してくださってなのか、褒めて伸ばす指導をしてくださいました。しかし、少しの練習しかしないで本番に臨むので、案の定本番でミスをしてしまうことも多かったのですが、とある出来事があってから、誰よりも練習をしようと思うようになりました。

実は、中学の時に別のスクールに移籍して、そこで「どうしても結果を残さなくてはいけない」という想いが強くなったんです。先生に恥をかかせないためにも、応援してくれている家族のためにも頑張らないといけない、と思うようになりました。

移籍をした3ヶ月後に大きな大会があり、新しいスクールでは1ヶ月ほどしか練習する時間もなく、本番3日前にやっと振り付けが完成して、すぐに本番に臨むという強行スケジュールでの挑戦でした。

しかし、そんな短い期間での練習でいい結果が残せるわけもなく、8位までが決勝に進める大会で、その時私は9位という結果で終わってしまいました。

私が入った新しいスクールには、レベルの高い選手たちが集まっていて、周りのみんなは決勝に進んでいって、同じステージに立てなかった私は、体育館のスタンドから1人で彼女たちの姿を見ているしかなかったんです。本当に耐えられないような、なんとも言えない悔しさを味わいました。

「こんな気持ちは2度と味わいたくない!」

そう思うようになって、やっと誰よりも練習をするようになったんです。

この経験がきっかけになって、高校生になってからは決勝に進める回数も増えていきました。高校3年間は自分でも胸を張って「練習した!」と言えるくらい頑張れたと思います。

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たくさん練習を重ねた高校時代


ただ、高校時代の個人の最後の成績は大阪で1位、関西では5位でした。全国大会には関西4位まで出場できるのですが、最後の大会では全国大会には出場出来なかったのです。

大学では競技を続けようと思ってはおらずこの大会にすべてを懸けていたので、正直悔しさはありましたが、やりきったという納得感もありました。

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バトンは「やりきった」と話す


競技を引退してから、再びバトンを回すまで

競技を引退してからは、することがなくなってしまって。大学ではサークル活動などもしていなくて、たまにバイトをするくらいの生活でした。舞台芸術専攻だったのでダンスやパフォーマンスなどのレッスンは受けていて、体は動かしていたんですけど、遊び方とかはわからなくて...大学生活はあまり楽しめていなかったかもしれないです。

そして大学4年生の時に芸能界に入って活動を始めたのですが、とあるグラビアのお仕事をさせていただいた時に、たまたまバトンを持って行く機会があって。

そのお仕事の撮影と撮影の合間にバトンの動画を撮影してみようと思い、ちょうどその頃流行していた「#10秒グラビア」というハッシュタグをつけて、その動画をSNSにアップしてみたのですが、想像していたよりもはるかに多くの反響を頂いたんです。

もともと私にとってのバトンは日常で生活の一部だったこともあって、特に意識することはなかったのですが、その時にはじめて「私はバトンを特技と言ってもいいんだ!」と思ったんです。


それから現在まで600日以上毎日動画を投稿していて、テレビやグラビアなどでもバトンをきっかけにお仕事をいただけるようになったり、今回こうして取材をして頂いたりして、再び、新たな形でバトンと共に歩んでいく生活がはじまりました。

嬉しいことに男性だけでなく、女性の方や、いろんな国々の方にもバトン動画をきっかけにファンになっていただけるようにもなって、SNSのメッセージでバトンの技についてを聞いてくださる方がいらっしゃったり、英語やスペイン語など、様々な国の言葉でコメントをいただいたりするようにもなったりもしました。

これからは、技術を前面に押し出すというよりは、かわいいお洋服などを着たり、私なりのアレンジを加えた楽しいバトン動画を広めていけたらと思っています。

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