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不安だらけの札幌移籍で大きな出会い。若き日の佐藤優也を変えた、プロの食事

<トップ写真:©︎AC KUMAMOTO>

本特集企画【決戦前夜〜眠れない夜の裏話〜】では、アスリートやスポーツ指導者などの「決戦前夜」に迫ります。

第11回のゲストは、Jリーグ ロアッソ熊本の佐藤優也(さとう・ゆうや)選手です。

高校サッカーの名門・市立船橋高校出身。卒業後はヴァンフォーレ甲府に加入し、プロの世界へ飛び込みました。その後は、数多くの移籍を経験し、36歳になった現在は6つ目のクラブであるロアッソ熊本で2021年からプレーしています。

「プロ入り当初は、日々の生活に意識が向くことがなかった」という佐藤選手。そんな彼の意識を変えたのが、最初に移籍したコンサドーレ札幌(現・北海道コンサドーレ札幌)での出会いでした。今回は、高校生活からプロデビュー、初めての移籍まで。若手時代を振り返っていただきました。

「どうしてダメなんだ」。当時は気づかなかった食の大切さ

市立船橋高校時代は、朝練から一日が始まって、授業を受けて練習をして、21時くらいに家へ帰る。この繰り返しでしたね。

体育科だったので、体育の授業が多かったんです。いかに部活への支障が出ないか考えながら受けていました(笑)。1年生の時はグラウンドまで自転車で移動していたのですが、2年生以降は場所が変わってバス移動になりました。バス移動中に間食をとっていました。

食事については、部活内でルールがありました。炭酸飲料やアイス、ファストフードなどが禁止。当時は「どうしてダメなんだ」と、食生活の大切さには気づけていなかったです。大人になって食事の重要性を知り、「当時の教えはありがたいものだったんだ」と実感しています。

睡眠については、とにかく毎日の練習で疲れていたので、帰るとすぐ寝ていました。今の子どもたちの周りには、スマホなど誘惑が多くあるので、どうしても夜更かしをしてしまいがちです。自分をコントロールするのは難しい環境になりましたよね。

生活を見直すきっかけになった札幌への移籍。

高校卒業後は、ヴァンフォーレ甲府へ加入しました。寮生活だったのですが、食事は用意されなかったので、先輩にご飯に連れていってもらうなど頼りきりだったのを覚えています。甲府時代は、先輩たちがどんな生活を送っているのかを意識して見ることはなかったです。もちろん自身の生活に対する意識も高いわけではなく、変えようとも思っていなかったです。

転機になったのは、コンサドーレ札幌への移籍です。寮母の村野明子(むらの・あきこ)さんが考えてくれた食事が用意されていました。村野さんは、後に大谷翔平くん(MLB/ロサンゼルス・エンゼルス)の食事指導をするなど、アスリートの食事のプロフェッショナルです。「これがプロの食事なんだ」と痛感させられましたね。

最近の若手選手は、本当に私生活における意識が高いと感じます。食事や睡眠、体づくりについて、スマホがあれば最新の知識を得ることができます。選手を取り巻く環境の変化も、意識の高さに繋がっているのではないかと思います。「そんなことまでやっているの!?」と驚かされますし、逆に勉強させてもらっています(笑)。

甲府から札幌への移籍が初めてだったので、あの時だけは苦労しましたね。どんな選手がいるのか、何を持っていけばいいのか、何も分からないまま飛行機に乗って札幌に向かいました。寮に案内されても、部屋には一枚の布団が敷かれているだけ。正直、不安でした。ただ、それ以降は「寝具とテレビがあればどうにかなる」と、移籍にも慣れていきました。

大一番の前は、楽しみすぎて眠れない

プロデビューは、突然でした。スタメンで出場していた選手が、試合中にケガをしてしまって。急だったので緊張する暇もなく、落ち着いて試合に臨めました。もしスタメンで出ることが分かっていたら、前日は眠れなかったかもしれませんね。

それ以降も、試合前に緊張することはありません。ただ、楽しみすぎて眠れないことはあります。直近では、J3優勝がかかった試合の前は興奮状態にありました。サッカー選手でも、そう何回も経験できるシーンではないので、大一番の前はワクワクします。

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