NHL選手が抱える睡眠問題。解決の糸口はいかに？

北米プロアイスホッケーリーグ(NHL)で、睡眠について悩む選手が後を絶ちません。
アイスホッケーは接触が激しいコンタクトスポーツ。試合後も興奮状態が続くため、「寝付きが悪い」と訴える選手も少なくありません。

またNHL選手たちは、およそ7ヶ月の間に80〜90試合程度を行うハードスケジュールをこなします。アウェイゲームでは長距離移動を強いられ、十分な睡眠時間を確保するのが難しいのが現状です。

 この現状を踏まえ、近年多くのNHLチームで睡眠への取り組みが強化されています。

睡眠時間確保のため、試合日の朝に行うチーム練習をなくしたり、時間を短くしたりするチームが出てきているのです。睡眠時間は体調に大きな影響を及ぼし、状況判断のスピードや正確さにも影響を及ぼします。「試合当日は選手が万全の体調で試合に臨むことの方が大事だ」という考え方が浸透し始めています。 

試合前に昼寝を積極的に行う選手も。

「昼寝のエキスパート」を自称するCam Atkinson選手は、
「満腹であること」、「部屋が暗いこと」、「室温が適度であること」の3つが質の高い昼寝のポイントだと話します。

15年間NHLでプレーし続けているScott Hartnell選手は、
「自分に合った方法を探すことが重要です。そんなに難しい話ではありません。要は試合に向けて最大限の準備、『休息』が大切です」
と言います。

人それぞれ、身体や競技の状況は様々です。それぞれに合った方法を見つけつつ、休息をしっかりとることを意識してみてほしいですね。

＜参考記事＞

The Science of Naps

Why the NHL has a sleep problem and how it could change

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