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性別役割分業:夫婦間の認識相違と妻のストレス

こんばんは。
カウンセラーの幸村です。

モラハラ夫が家事をこなす話は
滅多に聞きません。

それでいて、
妻が家事が出来ていないと、
文句をつけたり、
不機嫌な態度を取ったり、
モラハラの恰好の標的になります。

しかし、理不尽には思いながらも、
大きな不自然さは感じずに
受け入れている人は多いのではないでしょうか?

家族心理学で夫婦関係に触れるセクションでは
必ずと言っていいほど、
日本の男女の性別役割分業と
夫婦関係に対する(夫と妻の)認識相違
が挙げられています。

どちらも女性の負担が大きいことが指摘されていて、
熟年離婚が増えるのも当然・・・
と思ってしまいます。

日本の伝統的な性別役割分業は
ご存じの通り、夫が働き、
妻は働く夫を支えつつ、家事育児を担う、
です。

しかし、近年では

妻の役割が変わらないまま
妻も働いている

ケースが圧倒的に多くなっています。

子供のお迎えや夕食の準備のために
妻が先に帰宅していると、
夫の方が労働量が多いという錯覚が生まれ、
夫のサポートも担う流れになる。
そんなご家庭は多いのではないでしょうか?

この結果、妻側には当然モヤモヤとした
葛藤が生まれます。

一方、夫側にモヤモヤが発生している場合、
モラハラ夫の場合、まずモラハラをしますよね😓

しかし、モラハラのない夫婦でも、
妻が察して対処に出る
傾向があります。

そして、夫はスッキリするが、
妻は家庭にも仕事にもうつ傾向が上昇
してしまうんです。

どっちにしても、妻はスッキリしませんね。

これには、伝統的な役割分業が
強く作用していて、
妻は、性別役割分業を全うしつつも、
心理的にはモヤモヤをかかえています。

特に、自ら察して夫に協力する状況では
それが顕著だと言われています。
無難におさめたいと思いつつも、
心は納得していないのでしょう。

こんな風に、自覚せずにがんばっている人は
多いと思います。

周りも同じだから。
他のママはもっとがんばってるから。
そんな風に自分に言い聞かせていませんか?

モヤモヤするには、ちゃんと理由があります。
もしあなたが、家事育児を一手に引き受けて、
夫から責められるようなことがあれば、
それはあなたが悪いわけではありません。

どうか自分を責めすぎないでくださいね。

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