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絵本「あなたのお名前は?」のこだわり

2023年9月、兼ねてから告知していた絵本を幻冬舎メディアコンサルティングさんから発売いたしました。クラウドファンディングでも一部寄付を受け、多くの方の支援と応援で夢を実現することができました。

製作に至る思いと私個人の経験は、こちらに記載しています。

「名前」を呼び合うことを通じて、自分のことはもちろん、周りの人のことに興味を持ち、お互いを大事にし合う。そんな世界を思い描き、子どもはもちろん、読み聞かせをする大人の心にも届いてほしいと製作・発売を決意しました。

メッセージや台割はすぐにできました。その次は、絵本で取り扱う子どもをどのように描写したらよいのか、どの年代や性別を扱ったらよりインパクトがあるか、を考えました。

そこで2つのことにこだわりました。

  1. 小学校1年生
    小学校にあがる子どもたちの環境は目まぐるしく変わります。これまでお父さんお母さんの送迎で通った幼稚園・保育園から、自分一人で通う小学校。行動範囲が広がり、また多くの新しい出会いに恵まれます。
    その出会いの中で、より自主性や、他者を思う様々な気持ちが、さらに育まれていくのかと思います。
    そんな多感な時期こそ、自分はもちろん、相手の事を大事に思いやってほしい。そう思う子が一人でも増えたら、きっと優しい世の中になると信じています。
    1年生が自分でも読めるように、文字は少なく、また漢字にもルビを振っています。


  2. 男の子
    主人公は男の子にしました。多くの研究・調査結果で、男性の方が女性より孤独感を感じる人が多っかたり、または友達が少なあったりすることが分かっています。

こちらの記事によると、社会から家庭から受ける「男性らしさ」といった圧力が、コミュニケーションを阻害させる可能性があると、ひとつの原因として挙げられています。
小学1年生という多感な時期。より「男の子」「女の子」といった性差を意識する場面が増えると思います。
社会にある「男性らしさ」という社会規範に対して挑戦したい、変えていきたいといった思いで、主人公は男の子にしています。


アマゾンや全国の書店さんで販売されています。
気になった方はぜひお手に取ってみてください:)


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