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【春】肝臓を癒して「やせる」ポイント5選

 新年度がスタートしましたね。心新たに「よし、夏までにダイエットするぞ!」そんな気持ちにもなる季節ですよね。
 でも春のダイエットに頑張りすぎは要注意!

 今日は東洋医学的に見て、春に起こりやすい不調と、そんな春のダイエットのポイント5つについてお話ししていきますね。

1.春に起こりやすい不調

・何だか「イライラ」する
・とにかく「目」が疲れる
・突然足がつる(こむら返り)
・そういえば「便秘」気味
・色々な考えがぐるぐる回って「寝つきが悪い」

 それ全部【春のせい】かもしれません。

【春】に起こりやすい不調

 東洋医学において「春」は「肝」の季節とされています。先程あげた不調は「肝臓」が疲れているサインです。

 「肝臓」はダイエットにとって1番大事な臓器と言っても過言ではありません。

 肝臓は基礎代謝の約3割を占めています。
 また、肝臓は解毒を担う器官であるだけでなく、東洋医学では自律神経ストレスコントロールを担う器官でもあります。

 つまり、肝臓を悪くすると、ダイエットにとって良いことは1つもないんです。

 逆に「肝臓」を癒せば「やせる」ということですね!

2.「肝臓」を癒やして「やせる」ポイント5選

①12時間断食

 肝臓を手軽に効果的に癒すなら、「12時間断食」がおすすめです。

【(夕食)20時→(朝食)8時】

 「12時間断食」とは、食事をし終えてから次の食事まで12時間以上の空腹時間をもつことです。

 朝早く家を出るから、12時間空けるなんて無理!という方でも大丈夫◎
 12時間断食中に食べてもOKなものがあります!具体的には、血糖値を急に上げない無糖&ホットの飲み物や素焼きナッツなどです。

 「12時間断食」がなぜ良いのかや詳しいやり方については、過去記事にまとめているので、参考にして頂けると嬉しいです!

 私自身も、子どもの春休み中、外食多め、甘い物多めの毎日でしたが、「12時間断食」だけは死守しました。
 というか、頑張らなくても続けられるくらい1番簡単なんです。なのに効果抜群!

②週2日間ベジタリアン

 動物性のタンパク質(特に牛・豚・鶏)や脂質、添加物、アルコールは、肝臓を弱らせます。

 今の季節、歓迎会等で、こういったものを食べる機会も多いかと思います。
 そういう日があっても、自炊したり、自分で食べる物を選べる日に調整すれば大丈夫◎

 肝臓はとても回復力の高い臓器なので、普段のお食事を整えることで、ぐんと機能が回復します。

 肝臓を癒すには、1週間のうち2日間はお肉を食べない「週2日間ベジタリアン」がおすすめです。

週2日間ベジタリアン

 野菜のおかずって難しい…という方でも大丈夫です◎
 旬のお野菜をお味噌汁にするだけでOK!
 生野菜のサラダは「陰性」なので、体を冷やしてしまいます。加熱してお味噌汁にすれば「陽」の要素が加わり「中庸」に。体を冷やさずお野菜を摂ることができます。
 ぜひ具沢山にして、たっぷりのお野菜を食べて下さい。
 特に肝を養う「葉野菜」がおすすめです。

 タンパク質を摂らなくて大丈夫?と気になる方もいますよね。大丈夫です!タンパク質がとれるのはお肉だけではありません。
 納豆やお魚からもタンパク質は摂ることができます。
 お肉は体内で冷えて固まる脂(あぶら)なので、血液ドロドロまっしぐらですが、お魚に含まれる油(あぶら)は、血液をサラサラにする「活血化瘀(かっけつかお)」の効果があります。
 迷ったら「肉」より「魚」を選ぶと◎

 お肉がないと食事の満足感がなあ…、魚料理って面倒臭そう…という方もいますよね。
 毎日お肉だったら、そのうち数日をお魚に変えるとことから初めてみませんか?
 切り身を買って塩焼きにするだけでOK!そう思うとハードル下がりますよね。

 私は最近、手作りの〇〇麹(塩、醤油、ニンニク、生姜、玉ねぎ、トマト)にお魚を漬けておいて、蒸し焼き(ウォーターソテー)して食べるのにハマっています。
 手作りの麹も材料を混ぜて放置するだけと超簡単で美味しいので、今度紹介させて下さいね。

 お肉を召し上がる日には、3〜5倍のお野菜を摂ることも意識してみて下さいね!

③ハブ茶

 肝臓を酷使すると炎症を起こし、隣接する大腸を乾燥させ「便秘」を引き起こします。
 便秘気味の方はもちろん、それ以外の方にもおすすめなのが「ハブ茶」です。

 「ハブ茶」には、肝臓の代謝を促進する(清肝)作用や、血液をサラサラにする(活血化瘀)作用があります。

 大切なのは「温度」と「スピード」です。ぬるめのホットで、少しずつ飲みましょう。1日に1リットルほどで十分です。

☟おすすめのハブ茶☟

④筋肉をほぐす

 東洋医学では「肝」と「筋肉」は密接な関わりがあると考えられています。肝臓が疲れると、筋肉はギュッと固くなります。

 固くなった筋肉をマッサージでほぐし、ストレッチで伸ばして柔らかくするのがおすすめです。

 筋肉をほぐして伸ばすことで血流も「気」の巡りもよくなり、春に溜まりがちなストレスを軽くすることができます。

☟おすすめのマッサージ動画☟

⑤目を癒す

 東洋医学では「肝」と「眼」も密接な関わりがあると考えられています。
 目を酷使すると血流を消耗し、寝つきが悪くなります。
 睡眠時間が短くなると血流を消耗し、「肝」はさらに疲弊し、眼精疲労も酷くなってしまうという悪循環に。
 7時間以上の睡眠を確保するための第一歩として、目を癒すことがおすすめです。
 江戸時代の健康指南書『養生訓』(貝原益軒)にもこのように書かれています。

「40歳以上の者は用事のない時は、いつも目をふさいでいるのがよい」

『養生訓』(貝原益軒)

休憩中は目を閉じる
手のひらで目を温める
眼筋マッサージ

眼精疲労に効く!おすすめのツボ

 どれも手軽なので、今すぐ始められることばかりですね!
 私も、眼精疲労が血流を消耗し、寝つきが悪くなると知ってからは、欠かさずやるようにしています。

3.終わりに

 「よーし!ダイエットのために5つ全部頑張るぞ!」と思ったあなた、ちょっと待って下さい!
 春のダイエットは【頑張らない】がキーワード。
 ただでさえ「気」があがり滞りがちなこの季節。頑張らずに、できそうなことからゆるーく始めてみてください。

 ダイエットとは、「太る」生活習慣をやめて「やせる」生活習慣を身につけることです。
 全部できなくても大丈夫。毎日できなくても大丈夫。
 大切なのは、いつでも「戻る場所」があり、それを続けられること。

 一緒に少しずつ「やせる」習慣を身につけていきましょう!

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