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海外駐在員になるまでの道のり

@YASU84679874さんの記事にて紹介していただきました!
ブログ初心者ですが、大変光栄です。ありがとうございます!

さて、今回は入社から海外駐在員になるまでの道のりについて今までやってきたことをお話していきたいと思います。ただ、海外駐在員になるぞ!というより海外で働きたいと思っていたので、もしこれを見ている学生さんには必ずしも海外で働く=海外駐在員というわけでなく、他にも現地採用などの選択肢があると思いますので、ご参考までに見ていただければと思います。

1. 入社前に海外経験や留学経験などをしておくこと

日本でも珍しい国際学生半分、日本人半分が在籍する大学に進学していたこともあり、日常生活が海外に住んでいるような摩訶不思議な大学生活でしたので海外の人と同じ教室で同じ授業を受け、履修していたマーケティングのゼミでも約10カ国の学生と英語・日本語両言語でクラスを受けていました。

また、Habitat for Humanity Internationalという世界70カ国以上の国で住宅支援を行う国際NGOのJapan 学生支部メンバーとして、大学のサークル活動をしていました。このボランティアのユースプログラムで、ネパールとタイの2カ国で雨風をしのげる家を持たない現地の方へ家を建てるお手伝いをしました。

その他にも、カナダのトロントにて6ヶ月語学留学も行きました(写真はその時に撮ったものです)。これを含めると学生の間に韓国3回、ネパール、タイ3回、スリランカ、アメリカ2回、カナダ、マレーシア、インドネシア、ウズベキスタンの計9カ国を旅しました。

ネパールで体調不良になりお腹を2週間ずっと下したり、停電で電気が使えないのでロウソクで生活をしたり、シャワーのお湯が出なかったり、ウズベキスタンでぼったくられたり、タイでヨーロッパから来た他のバックパッカーたちと楽しく飲んだり、海外での様々な経験を通して海外での対応力はかなり身に付けることができました。

このように、ある程度外国との接点・海外生活の経験を積むことで社会人になってから+αの海外で働くという部分がイメージできやすかったと思いますし、会社からみても『海外に行かせても大丈夫』というイメージを持ってもらいやすくなると思います(会社のトップから、君はジャングルでも生きていける、大丈夫だな。と言われるくらいです)。このような貴重な経験をするには学生時代がうってつけなので、海外で働きたい・駐在員になりたい人は是非色んな経験を海外で積んでほしいと思います。

2. 海外に行きたいヤツだとイメージをつける

海外駐在員になるまでかなり遠い道だと、入社をしてから分かりました。
というのも、実際に海外駐在として海外で働いている人の割合は5%くらいであり、そのうち多くがR&Dで海外の大学との共同研究の研究員だったりして、フタを開けてみれば理系職の方が海外業務として行きやすいことが分かりました。

その当時、文系の20代で海外駐在は1人くらいだったはずです。また、大体の若手海外駐在員でも30代前半〜半ばのマネージャー手前の社員かつ、男性社員が大半を占めていました。正直、絶望しました。期待を膨らませて入社した会社だったのに、あと10年以上日本での経験を積まないと海外に行けないのか・・と。

海外に行くために社内で行った海外に行きたいヤツだとイメージを持ってもらうためにやったことは、

・業績評価などの異動希望部署欄にある海外希望を常に『希望』にする
(支店長・支社長面談でも海外に関わる部署、海外駐在希望と意思表示)
・海外に関わる業務希望だが、どうしたらいいか上司や先輩社員などに聞く、アプローチする

そうこうしていると、会社の上の方の耳にあいつは海外に行きたいみたいですと色んな人がサポートしてくれました。そうすると、今後海外のお客さんが来るので同行するか?海外の方が来るのでエスコートするか?など社内の方々からお声をかけていただくようになりました。

このように思っているだけでは、人には伝わらないのではっきりと意思表示やアピールをすることが何より大事だと思いました。そうすればこのように、自ずと周りからサポートしてくれるパターンもあります。行きたいなら手を上げる、何より大事ですが、本当にただそれだけです。

一方で、会社の駐在員のポストを狙うことになりますので、今後の海外事業に関わる必要人員の増減度合い、どの職種で人員必要になるか、誰がいつ帰任になるかのタイミングにも大きく左右されると思いますので、1年もしくは2年単位でのアクションが必要になる場合が多いのではないでしょうか。

3. 海外トレーニー制度に応募する

私はまずこれに応募して、シンガポールで1年トレーニーとして派遣されました。会社が初めて海外トレーニー制度を作って、希望者を募るということだったので応募しました。これがのちに、マレーシアの駐在に繋がる大きな第一歩だったと思います。志望動機ややってみたいこと、その後に希望する部署などエントリーシートを人事に提出し、英語のスピーキングテストならぬシンガポールのHRとの英語面接を受け、最後に役員面接を経て晴れて合格し、シンガポールへ行くチャンスを掴みました。

シンガポールの外国人に対する就労ビザの発行は非常に厳しく、出身大学・日本での役職や年収、会社の規模に合わせた外国人労働者の比率など多くの関門があるのですが、Sパスのビザがおりました。
実際にシンガポールでも私のようにトレーニーとして来ている同世代をたくさんみてきました。5大商社、銀行、物流、メーカーなど実に様々な職種の人が会社から若手のうちに経験を、ということで赴任していたと思います。

トレーニーとして帰任をしてから、TOEICも受け直しました。スコア自体は今まで持っていたスコア自体そんなに高くなかったのですが、確か170点くらいUPしたと思います。社内的にもスコアより、スピーキングができて意思疎通が図れる、現地の社員とコミュニケーションが取れる方が大事だったようです。

海外トレーニー制度が他社でもあると聞きましたので、このような制度があれば活用するべきだと思います。

以上、長々と3つ書かせていただきましたが、もちろん記載していない部分である日本での国内営業としての業務も約3年間、日々頑張って取り組むようにしていましたし、結局人事は人ですので一緒に働いている先輩後輩、上司、他部署の方など社内の人とのコミュニケーションは大切にするべきです。

その他何か聞きたいこと等あれば、コメントお待ちしております〜!

どれくらい需要があるか分かりませんが、国際結婚についてもそろそろ書きたいところです・・。笑

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