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インテリアコーディネーターというお仕事

こんばんは。
北海道在住、Lisaです。

現在は育休中ですが、
某ハウスメーカーのインテリアコーディネーターのお仕事をしてました。

インテリアコーディネーターというと、とてもオシャレな人、という印象を持たれます。
(かつてマッチングアプリに登録した時にハードルが上がるのがとても嫌でした笑)

しかし華やかな印象とは違い、忙しく地味な仕事が多いです。
これから住宅のインテリアコーディネーターとして働きたい方、これから家を建てるという方、どちらも参考になるかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

ハウスメーカーでのインテリアコーディネーターのお仕事

私の勤めている会社のお話なので、他の会社さんは違うかもしれませんが。
まずは営業さんが契約、図面が固まってきたお客様と打ち合わせを行います。

1.準備段階
営業さんのヒアリングを元に電配図(コンセント、照明位置、スイッチの計画)や照明計画のラフプランを作成します。

2.お客様とのお打ち合わせ①
ヒアリングが主な内容になります。
お施主様や同居されるご家族、誰の意見が強いのか、どのような趣味嗜好なのか…ご家族をないがしろにしないよう気を遣いながら、お打ち合わせを進めていきます。

・主に内装(床材、壁クロス、巾木など)決め
~もちろん一度の打ち合わせで確定するわけではなく、サンプル帳の貸し出しや、大判のサンプルの取り寄せなどをいたします。

・電配計画
~TVのコンセントの数や照明計画(ダウンライトやシーリングライト、ブラケットライト)などのご要望をヒアリングいたします。図面に表記しているスタンプをご説明し、次回の打合せまでに家で確認してきていただいてます。家でどれくらいコンセントを使用しているのか、タコ足配線、延長コードを極力使わないように計画していけるようにします。

・造作家具の打合せ
~作り付けのTVボードや書斎机や本棚、飾り棚などのご要望もあればヒアリングいたします。

・設備の打合せ
~必要に応じて設備(キッチン、浴室、洗面台、トイレ)の色や仕様を確認していきます。基本は設備メーカーのショールームで打合せしていただきますが、内装の色味との調整を行います。

・外壁、玄関ドアのサンプルのご紹介
~こちらは内装カタログと違って家に持ち帰って見るということができないので、ショールームや展示場で見ていただきます。
まずは見ていただいて、気になる外壁でシミュレーションを作成するのと同時に、次回の打合せまでの間、近所など他の家がどんな外壁を使っているのか見て回ることができます。(散歩や通勤途中、ドライブ時など見れますよね)

お打ち合わせ①後

打ち合わせ内容をもとに図面の修正、内観・外観パース(イメージ)の作成(うちの会社は専属の部署があるので依頼します)、見本サンプルの取り寄せ、照明・カーテン・家具のご提案書を作成します。

3.お客様との打ち合わせ②

・内装決め②
~用意した内装サンプルをもとに、内装を再度見直していきます。前回、一度の打合せで色々お話しているので、頭がぐちゃぐちゃになる方がほとんどです。家に帰って、やっぱりあそこが気になる…という場合は、再度決めなおししたほうがいいと思います。

・照明、コンセント、スイッチの配線計画
~前回の宿題、家で確認してきていただいたことをヒアリングし、図面に落とし込みしていきます。

・カーテンのお打ち合わせ
~カーテンとはいっても、他にブラインドやシェード、ロールスクリーンなど、窓に取り付けるものも多種にあります。透明ガラス、カスミガラス(曇りガラス)にするかも含めて、決めていきます。

上記の打合せが完了すると、次回お客様と設計のお打ち合わせに入っていくので、今回の打合せ内容を図面に反映していきます。


最後に


できれば、2〜3時間×2回の打合せで決定したいのが理想なんですが…まぁそうもいきません💦

営業の契約後、すぐに決めなきゃいけない…!なんて時は1日いっぱいかけて全て決めたり、
いろいろ迷子になってしまい、5〜6回打ち合わせする方もいらっしゃいます。(特に壁紙で迷子になる方は多いです)

また、これは注文住宅の例で、フルリノベーションの場合も同じような流れかと思います。
間取りと配線計画を確定、設計打合せをしてからインテリアの打合せに入る会社もあると思いますが、私の働いているところでは、インテリアの打合せと同時並行で間取りの修正も加えていきます。(内装や造作家具、家具配置の打合せと合わせて収納計画の見直しができます。)


ある程度はパース(イメージ図)で確認することは可能ですが、頭をフル回転させる、私たちもお客様も体力の必要な打合せになります。


みなさまの少しでも参考になればと思います。

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