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#33 今、此処を生きる。 - 4年前の神田ジブリ展

最近、なんだか毎日ひどく疲れながら帰宅することが増えた。昨日も疲れたなーと思いながら最寄り駅につき、家から一番近いファミマでビール2缶とチーズと冷凍カルボナーラを買って帰宅。「絶対に飲んでやるぞ!」と意気込んでいた。(全然関係ないけど、ファミマのお母さん食堂がめちゃくちゃ好き、今はお母さん食堂じゃなくなっちゃったんだっけ)

家に着いて、速攻でお風呂に入って、ビールを1本飲んだ。最高だった。1日の最後のこの1本のために生きているんだ!!という気がした。

私は、嫌なことがあったり、なんだかモヤモヤしたりした時、それを日記に記録するようにしている。昨日も例に漏れず、日記を書いた。

そんな時、何気なくiphoneのメモを見返した。すると2019年に神田で行われたジブリ展のメモ書きがあった。もう頭の中にあった記憶はすっかりなくなっているが、メモを見返すと、「そんなこともあったな」とか「あんな絵もあったな」とか色々思い出す。同時に、やっぱり記録をしなければ人はすぐに忘れてしまう生き物なのだなというのも実感した。

そこに書いてあった当時の私にとって印象に残ったのであろう言葉をいくつか紹介しよう。

将来の目標を定めて、それに向かって邁進していくという生き方もある。でも、目の前のことをコツコツやるうちに開ける未来もある。自分の生き方は後者だったと鈴木は言います。

雑誌も映画も作り終わったあとはもう過去のこと。見返すことは無いし、まわりから「あのときはこんなことがあった」と言われても、よく覚えていないことが多い。大事なのは「いま」「目の前」です。宮さんと話すときも、昔の話はしたことがない。しゃべるのは、いつもいまのこと。それから、ちょっとだけ先のこと。せいぜい一年先のことまでです。

過去を悔やみ、未来を心配するから、生きるのが苦しくなる。「今、此処に生きる」ことができれば、私たちはもうすこし幸せになれるのかもしれません。

なんだかわからないけれど、心に沁みた。
いつかの記事にも書いたかもしれないが、私はひどく不安症である。将来のことはいつも不安だし、自分の行動が正しいのかも不安に思うことが多い。

周りの人間からはそうは見えないと言われるが、それは誤魔化すためにひたすらに行動しているからに過ぎない。
根っこの部分は、根暗で、普通に真面目で、ちょっと我が強い、そんな人間だ。

私の悪い癖であるが、あらゆることにとりあえず手を出し過ぎて、自分のキャパを超えてしまうことがある。それは、体力的にも精神的にもだ。そのおかげで、定期的に体調を崩す。体力的にも精神的にも。

「今、此処に生きる」

「今」自分が目の前に向き合っていることはなんだろうか。
「今」自分が一生懸命取り組んでいることはなんだろうか。
「今」自分の優先順位が最も高いものはなんだろうか。

今のことしか考えないことがいいことだとは思わない。
でも今目の前にあることにすら一生懸命取り組めない人は、何をやってもきっとうまくいかないだろう。

腰を据えて、もう一度リスタートしよう。

思えば、年始に決めた目標をいくつか蔑ろにしてしまっている自分もいる気がする。今の積み重ねが全て。長期的な目線で考えつつ、きちんと今を生きる。今此処を生きる。

自分に与えられた役割とやるべきことを全うしよう。

ここ最近のどうしようもなく無気力だった私を救ってくれたのは、4年前の私の感性だった。変わらないものもあるのだなあ。

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