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【死と温かみ】こぽぽ水中(軽解釈と感想)

おかげで神経痛が軽くなりました。
どうもこんばんみ、りさです。
久しぶりの文章。

配信組でしたが、ロングコートダディのことを好きになって初めて観た単独ライブ、「こぽぽ水中」の感想や私なりの解釈を忘れないうちに書き残したいと思います。
やっぱ一番好き、という感情を残しておきたい。


誰か読んでくれたらキセキや。うれしい。
誰も読んでなくたって、自分がうれしい。


配信終了したけどネタバレです。
長かったらすまんです。
浅い考えだったらすまんです。
(まだ堂前さんのnoteは拝見する前)

きっと最遅感想だぜ!


①詰み


RPGの中の世界。

見えない世界線で生きている「ゲームを操作している少年」が少しイライラしながらゲームのボタンを早押しして会話を飛ばす場面がとても想像できた。
「くっそ、持ち物いっぱいなのかよー!あ゙ー!😡」
ポチポチポチ⏭️・・・みたいな。

漁師が水中に落ちた所で「堂前と兎の世界がはじまった」ような合図に感じた。
あの漁師さんは死んじゃったのかな。
現実にはいない、ゲームの中の漁師が死んでから始まるこぽぽの世界線。
現実なのか、非現実なのか。

一番最後のコント「こぽぽ水中」のラストシーンにも似たような堤防が出てきました。

何回か観るうちに、
・現実寄り(ニシとギン)と
・確定である非現実(このコントのRPG)
があったことで、合間にいるようなふわっとした感覚になりました。

②OP


音楽が、ぐにょっとなった部分。
タイトルがぐにょっとなった部分。
水中に落ちたんだな、演者も観客も一旦死んでこぽぽの世界に入ったということかもしれないな、これで始まるんだなんて思った。

ここからは、こぽぽとした水中での出来事なのかと。
息をつまらせながらも結局は生きてるみんなの話。

キャラクターみんな、何だか「息をつまらせる」「言えない」「伝わりそうで伝わらない」「もがく」のような感覚があった気がした。

まさに水の中。でもキラキラしていたり幸せにも見えたりする。

③板前と女将


板前➡つよしくん
女将➡ゆかちゃん

仕事を辞めて実家の旅館の板前になろうとするつよしくんと、彼から突然女将になってくれとお願いされたバンドマン(ドラマー)ゆかちゃん。

初めはつよしくんの自分勝手さに「現実にこんな人いたら面倒だな」なんて思ってしまったけど、
つよしくんの行動を1か月も前から予想していたゆかちゃん。
バンドも辞めて、健気にでっかい固形燃料まで用意していて「できるオンナ」ってかんじだった。こりゃ日本一なれるわ。

「ドラムに火つけるんじゃなくて、お客さんの固形燃料に火をつけてほしい(←うろ覚え)」

というつよしくんの言葉まで予想できてたと思う。

ほろほろ泣いてる暇があったら、ほろほろ触感の肉作りや!!」
とも話していて、結局は似たもの同士・お似合いのカップルなんだと実感。

あとなぜか、ドラマーということで、ちゃんポイを思い出してしまう。ひげさん🧔。

幕間V 解けルーティーン・ボツ集


ありがたいことに最近スロイジ放送地域に入った私の住処。
真面目に解こうとしてしまいました。
確かにモモはやらかいし、オカヤマが正解かなと思ってしまった。
ポーランくん、とってもかわいいのでアクスタ・アクキーにでもなってほしいです。
中川さん、お願いいたします。

ポーランくんが好きすぎて、
思わず夜中に紙粘土で作った。似てるかは知らん。
にやにやにやとしながら完成。

④マックス


受験勉強中の犬のマックスと野球部の男子
マックスは不合格、野球部男子は合格。
あるんですよね、こういう光景。
真面目にガリガリやってるタイプが意外と落ちて、陽キャタイプの子があっさり受かる。
受験でも就活でもそう。

マックスは本当に犬だったんですかね。

心が敏感で、周りの声や言葉がとっても気になってしまう、その言葉でぬか喜びをしてしまったり気持ちをすぐに落としてしまう、地味なタイプの子なのかなとか思ってしまった(私がそうだった。)

犬の被り物を被っているからこそ感情も分からない、一枚ベールを被って存在しているクラスメイト。

幕間V 脳内全しゃべり 兎編


年甲斐もなく、ケンタッキーのお肉を4つも食べてしまったのが良いです好きです。
YouTubeのゲリラ配信のときくらいいっぱい話してくれてたのしかった。

⑤岩壁に封印されしウィザード


たまーに日本語とウィザード語の意味が同じである所が、封印されてしまったウィザードの人間らしさが垣間見えて楽しかった。
伝わりそうで伝わらない。「水中」とも言えるだろうもどかしさ感。

シンゼヨが「介して」という意味。
これは全く通じないだろうけど

テツナが「立つな」は頑張れば通じそう。

幕間V 堂前日記


私の大好きなDさんの日記。
配信組だったので思わずメモ祭をしてしまった。

この後のコント「こぽぽ水中」にも出てきた西京焼きも折り紙として登場。

リストバンド焼けや元Twitter、木箱のウニなど中々ハイレベルな3歳児の折りを見てしまったが、唯一「マユリカ」の完成品は3歳児らしさが少しあったかな、なんて思ってしまった。
マユリカ好きの3歳、将来有望。

⑥死ぬ人ら


「居酒屋経営が上手くいかなかった、子どもも嫁もいなくなった」
「何でこんな仕事してるんだろう、何で訳の分からないことで怒られているんだろう。」

こんな人、結構世の中にいると思います。
上手くいかない人間の方が多い。

上手くいかないのが私だけなんじゃないか、とか思って死のっかなーなんてふと・軽めな気持ちで考えてしまう。

でも結局は死なない。なーんか死ねない。

このコントの中ではかなり非現実的でありえない会話が繰り広げられるから、皆ナンダカンダこんなかんじで現実逃避して死ぬのは止めてるんだろうな。とか思った。
現実逃避で何とかしてる。死ぬのはやっぱり怖いから。明日も明後日も。

幕間V 脳内全しゃべり 堂前編


兎さんとはまったく違う一人しゃべりだったけど「川がくせえ」ということは二人とも言っていて微笑ましかった。
とっても興味深い堂前さんの脳みそ。
「想像の泉」から言葉がいっぱい湧き上がっていた。ああなりたいわ。

⑦好きって言いなよ。


このコントは役ももちろんだけど「堂前と兎」も少し見える感じで、良い意味でだらけた気分で観ることができた。

「好き」が中々言えない、恥ずかしくてうずうずしちゃうおじさん刑事2人。
でも「ラブホテル」とか「セックス」とかは普通に言えちゃう。
フシギ。

愛ある言葉「好き」は恥ずかしくなる。
「好き」って言葉、意外と扱いがムズいですよね。

この事件にあった肉体関係には愛があったのかな、なかったのかな。
愛ある肉体関係について話すなら「セックス」と言うことは恥ずかしくて、おじさん2人は言えないとかありそう。

肉体関係をただの快楽として捉えるだけだったら、言うことは何も恥ずかしくないおじさん2人なのかもしれない。

幕間V グッズ決め


グッズ中川さんが提案するグッズの中で何が一番欲しいか、と聞かれた兎さん。
私はボールペンかなと思ったけど飛沫対策アクスタかい。

⑧こぽぽ水中


いやぁぁぁこれは最高。

ギンは両親からたっぷりの愛を受けてはいたんだろう。
だから彼はとってもとっても純粋な子なんだと思う。純粋な子どもに育ったんだ。

でも食わせてあげれなかった。
だから泣く泣く心中した。

ギンも両親が大好きでたまらなかったからこそ、心中という行為でさえもギンは肯定している。
だから「死」も怖くない
大好きな両親が選んだ選択だから。

ニシもその感情に気が付いて、両親が大好きなギンを放っておけなかったし、「早く死にたい」という感情を真っ向から否定はできなかったんだろうな。と。

ギンの食事シーンを見て「これずっと見てられるんだよな」とニシが呟いたのは堂前さんと兎さんの関係性にも見えてしまった。へへへ。
食べてるだけで面白いのはなんでだろう。
流石兎さん。

ギンがシャッターを開けて、水中を見たとき。
ギン自身が気が付いていなかった「死は悲しいもの、怖いもの」という考え方が芽を出したような気がした。

水中を見つめているだけなのに、あそこの兎さんの演技は本当に刺さった。
ニシがギンを撃った所で、本当に死んじゃったと思い泣いちゃった。

でも最後。二人とも生きてた。

堤防が出てきて、1つ目のコント「詰み」を思い出した。
撒いてたのは骨でもなく、塩でもなく、恐らくキケンな白い粉。

この時点でニシとギンは結構「詰み」な状況だったのかもしれない。引っ越し必須だったし。あと、一発目のコントとラストのコントで両方堤防を使うのは綺麗だなぁ。
漁師が海に落ちて始まり、ニシが携帯を海に捨てて終わる。


ニシは、ギンの隠された(ギン自身は中々気が付いていなかった、)「死にたくないかも」という感情に早く、いや初めから気が付いてたんだろうし、気づかせたかったんだろうな。

一番最後。
ニシとギンが一泊するシーン。
女将が登場して「ハッ!!!あの元ドラマー女将や!!!」とぶわっと感情が高まった。

日本一の女将になったんだろう。
女将が正座をして綺麗に礼をして、ギンも思わず同じように礼をする。
タイミング良く音楽が流れた瞬間「うーーーーわ綺麗な終わり方!」だと自室で叫んでしまった。

悔しさを感じるくらい綺麗な終わり方。
2人がお辞儀をした姿は女将とギンであり、堂前と兎でもあった。

音楽も良かったですよね。

死ぬまで生きたら褒めてよ。
ニシとギンの関係性がよく分かる。

私的な感情まとめ。

お笑いは圧倒的漫才派で、ロングコートダディ以外の漫才/コントを生でも配信でも観たことあるけど、今回の単独ライブでコント派になったかもしれない。

コントの単独ライブで泣くなんて思ってもいなかった。
「面白かった、楽しかった」以外の感情も持ち帰って良かったんだ。
これは漫才には絶対できないことだと思う。

心に寄り添いながら、私たち人間が持ってる弱い部分をあたたかい笑いで・でも鋭くもある形で幸せにさせてくれるロングコートダディ、ありがとうございます。

色々あってストレスたまりまくりだったのですが、おかげで回復しました。



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