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山口一郎「うつ」と生きる〜NHKスペシャルを見て

ボーカル山口一郎のうつ病により活動休止していたサカナクション。

二年ぶりに全国ツアーを行うまでの舞台裏。

山口一郎が病気と向き合いながら生きるリアルな姿、そしてメンバーや周りの人々の思い、などが語られている。

うつ病とかいろんな心の病、って今の時代、とっても多い。

病院を受診したりしないまでも、日々のつらさや眠れないとかの不調や、そもそもの生きづらさみたいなものを抱えている人は、さらに多いと、思う。

いつ、自分自身が、あるいはごく身近な人がそういう病気になっても、全然不思議じゃないくらいの時代だとも思う。

だから、機会があったら、多くの人に見てもらいたい、って思える番組だった。

サカナクションの歌が好きな人も、そうでない人も。



番組の終盤、山口一郎は、言う。

「昔の自分に戻ることを諦めた。

病気と睨み合って、いなくなれ、って言ってもつらくなるだけ。

コノヤロー、って言って病気と肩を組む、うまく付き合ってゆく感じ」



うつ病に限らず、昔の自分には、誰も、戻れない。

だから、今の自分を、受け容れる。

病気であれ、何であれ、今、自分が抱えているものを、まるごと、受けとめる。

コノヤロー、って時には悪態をつきながらも、自分の人生と、肩を組んで、仲良く、やってゆく。

そんなふうに、どんな時も、自分の人生を愛していけたらいいな、って思えた。


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