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メンタル超低空飛行で生きてきた私が読んで心がラクになった本

心を病んだことはないけれど、メンタルやテンションは常時、超低空飛行の人間である。
だから心理学系や生き方指南書みたいな本はいろいろ読んできた。

選ぶ基準は「生きるのがラクになる」みたいなもの。
つまりいつも生きづらかったということですね。

一番悩んでたのは二十年以上前なので、これからあげる本もその頃読んだものが中心になりますが、何かの参考になりましたら幸いです。

①宝彩有菜
「気楽なさとり方」
「もっと気楽に生きるコツ」

私のバイブル的な本です。
無意識の思考のクセ(それこそが自分を苦しめている)に気付けたり、それを治すためにすぐに実践できることがたくさん書かれています。

宝彩有菜さんのホームページには、いろんなコーナーがあり、気になるワードをクリックすることでそのワードに関する一言を読んだりもできます。
今の自分にちょっとしたアドバイスがほしい時などにもオススメです。


②越智啓子
「人生の癒し」
「人生のしくみ」

どんな時も、すべてはうまくいっている。
そのことを教えてくれます。

心を病んでこそいなかったものの、当時の私は自分自身への無価値感でいっぱいでした。
仕事も中途半端、真剣な恋愛もできない、周りのように子育てをしているわけでもない、何も産み出していない、社会に何の貢献もできていないような自分への焦り。

そんな状態の自分をも肯定してもらえたような感覚でした。

この中に、引きこもったり、心を病む人は、光の仕事人なのだと書かれていました。
当時の私には、目から鱗でした。
そして、おそらく周りからは冷たい目で見られたり、何よりご本人こそが、長期に渡りつらい思いをされている中、でもその状態こそが光の仕事なのだと、それを引き受けてくれていることに、当時の私は敬意すら覚えたのでした。


③李敬烈
「10分間イメージヒーリング」

10分でできる手軽なリラックス法や、望ましい心のありようがたくさん書かれています。

イメージの上手な使い方、夢を叶える方法、愛というエネルギーの大きさ、すべてはつながっていること..。

分かりやすくシンプルに書かれていますが、本当に大切なことはシンプルなのだということにも改めて気付かされます。


④夏樹静子
「腰痛放浪記〜椅子がこわい」

推理小説作家である著者が心因性の腰痛に悩まされ、完治するまでの記録。

自分の心と徹底的に向き合うことで完治していった。

ラクに生きるコツ、みたいなものとは直結しないように思えるかもだけど、心と体の相関関係とか、深層心理が及ぼす影響の大きさとか、とても興味深い内容です。

やっぱり、その人がその人らしく生きていくためには、どこかの時点で、徹底的に自己と向き合うことが必要なのだと、そしてそれは人生で何度か訪れる、人生の転機と呼ばれるようなものかもしれない、と今の私は思っています。

この中で、心療内科の先生が、心の成長のことを、「螺旋階段を上るようなもの」と表現しています。
「一見同じような景色に見えたとしても、実は少しずつ上にのぼっているのだ」と。

私の大好きな言葉です。

今も、この言葉を思い出して頑張ろうって思える日もあります。



以上、思いついたままにあげてきましたが、今思うのは、メンタル超低空飛行だっていいじゃん、ってことです。

そりゃあ、軽ーく羽ばたけるならそれが一番いい。

でも、超低空飛行だって生きてるだけでえらいって私は思ってる。


明るいこと、軽やかなこと、伸びやかなこと。それは見ていて気持ちいい、私も憧れる。

でも、暗い時も、重苦しい気持ちに潰されそうになる時も、心がキューッと縮こまっちゃっうような時も、そんな時期もあって当然、だと思う、よ。

暗い時、自分の心に向き合うのは、ともすれば苦しい。見たくない自分のイヤな面を見せつけられることもある。
でも、自分の心の中を分かってあげて、つらかったねってさすってあげて、もう大丈夫だよってすくい取ってあげられるのは、結局のところ、自分しかいない。


だから、自分の心の闇もとことん見つめるしかない。

その代わり、その闇は必ず光に変わる。

闇が深ければ深いほど、それを乗り越えた時、あなたは大きな光を纏える。

光と闇は同じ。これは本当。

だから、私は、今のあなたを信じています。

あなたがその闇を越えて、誇らしげに光を纏う姿を、私が見られるその日を楽しみに待っています。




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