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あなたの文章は相手に伝っていません。でも、それでいいんです。

こんにちは。りり(Xはこちら)です。

「私の書いた文章、
 相手にちゃんと伝わってない気がする…」

こんな悩みを感じていませんか?

・ブログで稼ぎたいのに全然発生しない
・ライターの案件がなかなか獲れない
・そもそも記事が全然読まれない…

私もこのように思っていました。

なぜ、文章が相手にちゃんと伝わらないのか?

悩んでも悩んでも、なかなか答えに行きつかないですよね。

私もめっちゃ悩みました。そして、1つ気付いたんですよ。

結論からいうと、

『伝わらなくて当たり前。それでいい』

今回はこんな話をしようと思います。

「別に伝わらなくていいやー。開き直って好きなこと書こうぜ!」って話ではないですよ。

「伝わる」ってどういうことなのか?ということを少し掘り下げて解説します。これを知っておくと、物書きとして気持ちが少しラクになるはず。

あと、「文章でビジネスをする」という点でも、大きなヒントが得られるはずです。

万人に伝わる文章を書こうとしてもムダ。

だって、人はもともと分かり合えないんだから。

「誠意を込めて書けば伝わるはず」
「丁寧に書けば分かってもらえる」

こういった根性論に頼った書き方をしていると、だんだんつらくなってきますよね。

情報発信は「継続」も大事です。気合で乗り切ろうとしてガス欠になるくらいなら、ほどよいマインドを手に入れてゆるゆると良質な発信をしていきましょう。

なぜ、あなたの文章が伝わらないのか?

基本的に、文章に限らず『言葉』は思ったように相手に伝わりません。

ここを勘違いしていると、方向性を誤ります。

なぜ、文章が伝わらないのか?
結論はこれです。

『育ってきた環境が違うから』

はっ?セロリかよ。山崎まさよしかよ。
ってツッコミを入れてくれた方、ありがとうございます。

一応、セロリの歌詞を引用しておきますね。

育ってきた環境が違うから好き嫌いはイナメナイ
夏がダメだったり、セロリが好きだったりするのね

この歌詞、言い得て妙だな~って思うんですよね。

人はそれぞれ育った環境が違います。そして、同じ経験をしても考えたことが異なります。

そうやって様々な経験をして、色々な思考をめぐらせて、「自分」というものを形作っていくわけです。

養老孟司先生のご著書「ものがわかるということ」に書かれていたのですが、、、

私は三十年、解剖をやりましたが、それも「それだけのこと」です。「それだけのこと」を続けていくと、自分は変わる。そうやって変わる自分を創っていく。自分とは「創る」ものであって、「探す」ものではありません。

ものがわかるということ

これ、「本当にその通りだな」って思ったんですよ。

人はそれぞれ、これまでの経験から創られた自分を通して物事を考えます。

そのため、ことばで発信している人と、情報を受け取っている人とでは、「思考の枠組み」が違うわけです。

この「思考の枠組み」のことを認知心理学では『スキーマ』と呼んでいます。

人はそれぞれ、自分のスキーマと通して世の中を見る。

だから、どれだけ分かりやすい文章を書いても、読む人によって情報の受け取り方が異なるのです。

ちなみに、『スキーマ』については、以下の書籍を読むことをオススメします。

著者の今井むつみ先生は、慶應義塾大学の教授でバリバリの心理学者です。

「ことば」に関して、とても分かりやすく世界中の研究結果をかみ砕いて一般向けに書籍で解説してくださっています。

私は、たぶん、今井先生の本はほとんど読んだんじゃないかな。

上記の「何回説明しても伝わらない」のはなぜ起こるのか?は、2024年5月に発売した新刊で、SNSで情報発信している人は読んで損はない内容だと思いますよ。

というか、ぜひ、読んで欲しい!

あなたの文章は相手に伝っていません。でも、それでいいんです。

という話に戻ろうと思います。

ここまでをまとめると、

・人はそれぞれ育ってきた環境が違う
・そのため「思考の枠組み(スキーマ)」が異なる
・だから、同じ情報を見ても、受け取り方が人それぞれ異なる

というわけ。

だから、伝えようと思ったことが100%伝わらなくても、仕方がないわけですよ。

でも、相手に伝わる割合を今よりも増やすことはできます。

40%しか伝わらない文章を、60%伝わる文章、80%伝わる文章とレベルアップさせていきましょう。

どうすればいいか、分かりますか?

「思考の枠組み(スキーマ)」が違うなら、読者を自分のスキーマに近づければいいんです。

文章を読ませていくうちに、読者のスキーマを変えていくわけですね。

実は、この記事もあなたのスキーマを書き換えています。あなたの脳が私色に染まってきているわけですよ(笑)

そのやり方は、、、

心理学を使います。

具体的な方法については、、、また後日。

今回は少し長くなってきたのでここまでにしようと思います。

「えーっ!早く知りたい」って人は、コメントで教えてくださいね。

もしなら、さっき紹介した今井先生の書籍を読んでおくと、ヒントが得られるかもしれませんよ。

ではでは。

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