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6/2(水)先月読んだ本

・又吉直樹「火花」

林遣都のドラマを先に見ていたので、情景が浮かびやすかった。まったんは「線香花火」時代から好き。全ての現役芸人、そして芸人だった者へ愛をこめて。

・宮島未奈「ありがとう西武大津店」
小説新潮社第二十回、女のためのR-18文学賞で大賞受賞。コロナ渦の夏休みで、ある女子中学生が、夕方のローカルテレビ局による百貨店の閉店カウントダウン中継に映りに行く-。ほんの些細な出来事がとてもドラマティックに感性豊かに書き込まれている。

・万城目学「偉大なる、しゅららぼん」
パワースポットである滋賀県の琵琶湖を舞台に繰り広げられる、超能力一族同士の対決。癖の強いキャラが沢山出て来て面白い。伏線の回収が見事で、オチも飛びすぎてなくて良い。映画の方は俳優のイメージが大分違うのと、評価がかなり低くて見ていません(汗)

・王谷晶「ババヤガの夜」
暴力の才能に秀でた依子と不自由な生活を強いられている暴力団組長の娘・尚子。性格も境遇も全く異なる二人の女性の連帯を描いたバイオレンス小説。
力強い『シスターフッド』の世界を表現した傑作!文藝2020で読んだが本も欲しい・・・。

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