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スパイ紳士始まりの物語「キングスマン ファースト・エージェント」

 系列上はキングスマン創設のきっかけになった物語という事で、キングスマン・シリーズではおなじみのおもしろガジェット武器がまだない点は少々寂しかったが、リス・エヴァンス演ずる怪盗ラスプーチンがそこを補ってあまりあるトリッキーな活躍をしてくれたのでとても満足したし、物語としては戦争に至るまでの攻防や緊迫の戦闘シーンなどで、今までのキングスマンでは見れなかった歴史物としての面白さも感じられることができた。親子愛も泣けた。  

 惜しいなぁと感じたのは、中盤~後半にかけてピークを持ってきてしまった為に最後がちょっと尻つぼみになってしまったこと。それにしてもレイフ・ファインズは元気だ。年を重ねる毎に若返っていくようで、昔は文芸ロマンスドラマや陰鬱な役柄の印象ばかりが強かったが、ハリポタ以降アクションもガンガンやるようになってめちゃくちゃカッコイイ。

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