yuko hasegawa

青森県にある弘前市という城下町に暮らしTHE STABLESというお店を営んでいます。…

yuko hasegawa

青森県にある弘前市という城下町に暮らしTHE STABLESというお店を営んでいます。 noteでは日々の日記を毎日更新中。個人のInstagramでは時々描いている絵を。 https://thestables.jp/journal/

最近の記事

2024年9月の日記※毎日更新中

2024.9.21 朝、起きて窓を開けたら昨日までとは違うキリリとした寒さ。やっと秋がやってきた。 エフスタイル展初日。開店前ギリギリまで準備に追われているとエフの二人がやってくる。わたしはたぶん2年前の展示ぶりに会うのだけれど、その時間というのが何も気にならないくらい変わらずいつも通りだった。 エフスタイル展は、数えてもいなかったけれど今回で7回目らしい。二人は周りの人との関係を大切にしていて、弘前に暮らす人にも二人のことを慕って会えるのを楽しみにしている方がいる。二人がお

    • 2024年8月の日記

      2024.8.31 朝、強い雨音で目が覚める。いよいよ弘前にも台風の影響がやってきた。降ったりやんだりの一日だったけれど夕暮れどきには晴れていて美しかった。 昨日、街中にあった唯一のデパートが廃業した。弘前に暮らすようになって17年?経って街に人は随分いなくなったように思う。でも、いるところにはちゃんといる。人口がどうのというよりも結局は魅力があるかないかでしかないのではないか。街の変化にともなって、私達のお店の役割も変わる。 自分達のしたいことと、周りの人が求めていること。

      • 2024年7月の日記

        2024.7.1 朝、娘の部屋に朝ごはんを置きに行くとしばらくして、喉が痛くて呑み込めないと言う。よくよく話を聞くと、昨日の絵の教室で近くにいた人が熱があって咳をしていて早退したというではないか・・・熱はないものの、ほかにうつしても良くないだろうと学校は休ませることにする。 展示最終日で穏やかそうな様子だったので、仕事をササっと済ませて家に戻る。朝は食べなかったごはんを、食べられるまで回復していてほっとひと安心。元気になって落ち着いたからかデッサンを描き始めた様子。 こちらは

        • 2024年6月の日記

          2024.6.1 17年前の今日はお店をオープンした日。朝、思い立って途中まで描きかけのお店の風景を切りとった絵を完成させる。同じ絵を何度も描くのは苦手だけれど、前回とは違った表現が見つかった。それでもまだ自分ではしっくりきていないので、また時間をあけて描いてみようと思う。月が変わってなんとなく空気が変わった。神様はぎりぎりまで追いつめて、なんて意地悪なんでしょうといつも思う。途中までお店にいたけれど、ちゃんとものを見てくれるお客様が多い日だった。売れる売れないではなく、もの

        2024年9月の日記※毎日更新中

          2024年5月の日記

          2024.5.1 少し肌寒い5月のはじまり。娘は初めての絵画教室へ。学校から帰ってわくわくとした様子でむかっていった。夜、娘が家にいない。主人の誕生日なのでどこか外でごはんを食べようといことになった。気になっていた大学前の焼き鳥屋さんは満席でふられ、家の近所のいつものとんかつ屋さんでささやかなお祝い。夕暮れどきの空を眺めながらの散歩は寒かったけど心地よく、お腹も空いてごはんがおいしく感じられた。娘初のデッサンは、わたしが一番へただった…ほかは3年生で皆めちゃくちゃ上手かったと

          2024年5月の日記

          2024年4月の日記

          2024.4.1 ちょうど2年程前から、あたためていた2人展の告知がスタートする。2人展というのは、ただなんとなく組み合わせるんじゃなくて、やっぱりこの人とこの人のものって合うよね。と自分が思えるようなのじゃないと楽しくない。なんとなく頭の中で、いいかもと思っていたものが2年前たまたまお店にニアミスで届き、いつか一緒に並んだところを見てみたいと思った。とはいえ、それぞれに忙しくされているのでお互いのスケジュール+お店の予定を考えてでは2年後の桜の季節に。ということに。2年前の

          2024年4月の日記

          2024年3月の日記

          2024.3.1 なんだか気が抜けて、ぼんやりとした一日。誰かが居なくなっても、お店は変わらずに坦々と続いていく。バイト君が話していたこと。人として見てもらっていた気がして嬉しかったと。東京でバイトしているときは、自分がどんなに丁寧に接してもそれを見てもらえなかったって。世の中ってそんなものかもしれない。お客さんもお店の人も人を人と認識してる人がどのくらいいるのだろう。皆、少なからず自分をひとりの人として見てもらいたいはずなのに。私はお店の人だけど、よそのお店に行ったらコンビ

          2024年3月の日記

          2024年2月の日記

          2024.2.1 つまらないと言ったらまた雪になった!しかも真冬日。神さまは、何処かでわたしの声を聞いているのだろうか。寒かったけど、きりっとした空気の中、歩くのは気持ちよかった。夜は出汁のきいたあたたかいもの。と思っていたので、おでんを煮る。あとは、辛くない麻婆豆腐、お惣菜のアジフライ。寒い日に、あたたかい部屋で食べるあたたかいものは最高。寒いうちに冬の楽しみを味わっておきたい。 2024.2.2 娘の学校生活最後のテストが戻ってきた。3年間でおそらく一番よい結果であった

          2024年2月の日記

          2024年1月の日記

          2024.1.1 弘前にいる元旦はおそらく初で、主人と二人で娘の合格祈願もと思い初詣にいく。祖母の家の裏にあった高台の神社。小さな頃よく遊びに行った場所はもっと広いと思っていたけど、こじんまりした小さな公園だった。お詣りをして、娘の土産にお守りを買う。家に戻って、お昼は津軽そばを食べ、Smithのりんごのケーキと白ワイン。お正月なので、食もお酒もいつもよりゆるくなる。夜は主人にリクエストされていたたつ(鱈の白子)のパン粉焼き、チキンソテーににんじんグラッセ、ほうれん草のバター

          2024年1月の日記

          2023年12月の日記

          2023.12.1 思い出深いよい一日だった。キャリコの小林さんと、ものすごく久しぶりに会う。前は奈良でお会いして、その時も思ったんだけど、とにかく素敵な人で。インドに暮らしている人が物作りを楽しみながら、どうやってそれで生活できるかというのをすごく真剣に考えていて、商売と言うよりも、社会活動のようなことをしているんだなとお話していて感じる。お客様に説明していることも、物の背景が浮き彫りになってとにかく面白く、ずっと話を聞いていたい!と思うくらい。普段は無口であまり話さない方

          2023年12月の日記

          2023年11月の日記

          2023.11.1 義父の四十九日へ。法要が終わってお寺の方とお話していたら、義母が泣いてしまった。泣くつもりはなかったんですけどって。張り詰めていた心が四十九日が終わってほっとして、力が抜けちゃったのだろうなと思った。義母は優しくも気丈で私達の前では一度も弱気なことを言ったり、そういう姿を見せたことがない人だったので義母の知らない一面を見たような気がする。お寺の方が話していて、印象的だったのは、仏教の教えでは自分の考えていることや感じていることが自分らしさではなく、その人の

          2023年11月の日記

          2023年10月の日記

          2023.10.2 自分の企画がひと区切りし、ひりひりしながら過ごしてたので体の力が抜ける。私の好きな感じは小さな頃から一般的な感じとどこかズレていて不特定多数というよりも、一部のひとに届くようなもので、自分の熱量と周りとの差にいつもあれ?っとなって落ち込んだりする。かといって祭りのような賑やかしをしたいわけではく、ちゃんと物やその周りにある気配のようなものまで見てもらいたいという気持ちでいるので、主人からは何に落ち込んでるのかと言われる始末である。出だしがスロースタートで落

          2023年10月の日記

          2023年9月の日記

          2023.9.18 先週亡くなった義父に会いに地元へ。 義父は娘が産まれたタイミングでちょうど定年退職し、子育ての最初の数ヶ月を一緒に過ごした。女の子が欲しかったという義父は娘をとても可愛がり、私達家族をいつも見守っていてくれた。私達家族だけでなく、周りの色んな人を気遣うあたたかな人であった。 人が亡くなることは、悲しさもあるけれど、 痛さとか苦しさから解放されて良かったとも思う。姿かたちが無くなったとしても、いつでも思い出せば目の前に現れる。 生きると亡くなるの境界線は

          2023年9月の日記

          ここから。

          去年の秋に人生初の手術入院をした。2泊3日とはいえ、手術前日の朝入院、手術、術後翌日午後退院なので実質は一日くらいのものだったけれどものすごく嫌で早く家に帰りたくて仕方なかった。健康の大切さを身に染みて感じ日々の自分の気持ちを残しておきたいと思った。これを機に日記を書こうと思いちょうどThreadsというSNSがあったのでそこから毎日日記を書くようになった。しかし最初のうちは、あまり誰もいない牧歌的な場所だったのにだんだんと使う人が増えていくうちに人の愚痴があふれたドロドロと

          ここから。

          2019.9.4

          ひさびさに1人で外に出ると いろんな人が生きていて いろんな価値観があるのを 目の当たりにする。 いくつになっても 慣れない場所で ひとと話すのは苦手だけど たぶんそれはお互いさまだから 上手くやろうと思わずに 自然にまかせるように することにした。

          2019. 8.31

          8月が終わると 夏が終わるような。 まだ少し暑さは続くけれど それでも太陽の光が少しだけ 柔らかくなって、 朝の光の影の深さ、濃さ?が 季節の移り変わりを物語っている。 冬、春、夏 三つの季節を過ぎた頃から 去年までの出来事が まるで夢物語だったかのように おぼろげになってきた。 毎日が、とても淡々と 穏やかに過ぎていく。 日常のなかに、 問題が起きない訳ではないけれど 解決できることだったり 今すぐにどうにもならないことも 今を真面目に過ごしていれば いずれ解決す