2023年11月の日記

2023.11.1
義父の四十九日へ。法要が終わってお寺の方とお話していたら、義母が泣いてしまった。泣くつもりはなかったんですけどって。張り詰めていた心が四十九日が終わってほっとして、力が抜けちゃったのだろうなと思った。義母は優しくも気丈で私達の前では一度も弱気なことを言ったり、そういう姿を見せたことがない人だったので義母の知らない一面を見たような気がする。お寺の方が話していて、印象的だったのは、仏教の教えでは自分の考えていることや感じていることが自分らしさではなく、その人のする行動がその人である。ということ。内面は見えないから、他者からみた行動がその人らしさを形作るということらしい。人が亡くなって会えなくなることはさみしいし悲しいけど、節目があって家族でその時間を過ごすことで思い出したり、その人のことを話すことで、近くにいてくれるような気もする。さてわたしは、これからちゃんと行動して自分らしく生きねば。

2023.11.3
気持ちのよい秋晴れ。お店まで歩いていくことにする。10分かからないくらいの距離なのに以前は
面倒だなと思ったり、実際疲れてしまっていて
どれだけ体力なかったのかと思い知る。 今日は明日からの展示準備。設営のときは、よくものに触れるし見るからもののことがよくわかる。バイト君は、だいぶお店に慣れてきて、わたしもあまり緊張しなくなった。ものに触れる所作が丁寧なので大丈夫そう。お買い物に行けなかったので夜は家にあるもので、卵とベーコンのみのカルボナーラと、野菜スープ。朝から動きまわって疲れたので夕方にはすでに眠くて早めにお布団へ。

2023.11.3
昨日の夜早く寝たせいで、早くに目覚めて、なんとなくそのまま台所に行って紅玉を煮て、簡単なクッキーもつくる。朝ごはんは冷蔵庫にあるもので、白米、昨日の夜のスープ、ひじき入り煎り豆腐、大根ステーキ。朝からやたらと活発であった。お店に出たら久しぶりに常連さんに会って、病気のことなど話す。皆、年を重ねると色々あってお互い話すことで、頑張ろうねとなるのかもしれない。ちょっと気持ちが軽くなる。11月だというのに、あったかくて変なお天気で寒いのは嫌だけど、季節らしくないお天気もそれはそれで気持ち悪いものだなって思った。冬のキーンと冷たい空気がそろそろ恋しいしニットやコートやマフラーでもこもこしたい。

2023.11.4
りんごの季節。今年は暑さのせいで、育ちが良くなかったり色々大変だとお店にいらっしゃるりんご農家さんから話をちらほら聞く。みなさんちょっと元気がない。りんごだけでなく、今年は東北の新米もいつもより新米ぽくなかったし、スーパーに並ぶ野菜も元気がない気がする。それでも育ててくださった人達がいるのだからおいしく食べなくては、と思う。お店で紹介している、地元のあけびや根曲り竹のかごも、ここ数年の環境の変化によって材料がだんだんと取れなくなっていると聞く。いつまでも変わらずにあるというものは存在しなく、近い将来に無くなってしまうものも多くある。大きな変化の中にいるんだなと感じる、ここ最近なのです。

2023.11.5
朝起きていつも通り仕事をしてた途中に、なんだか描きたくなって絵を描く。入院初日の暇なときに描いたやつの続きだけど、まだ完成しない。時間をかけて描き込むような絵は苦手なんだけど、しつこく描いてみたい絵があってその途中。ちゃんと納得できるものにしたい。やっぱり日常にいるとなかなか描けるタイミングがないし、入院前の集中力は何処へやら。ぐっと気持ちが入り込む感じ好きだったのにな。やっぱり自分追い詰められないと頑張れないタイプなのかも。

2023.11.6
前日少し手をつけて勢いづいたので、朝のうちに絵を完成させる。自然光の中で、しかも畳の床に寝そべって描くのが一番落ち着く。生ぬるい風が吹いているのに、今日のお店はちょっと寒く手がひえびえした。お昼に食べたくなって近くのモスバーガーにいく。お店の中で食べるのも久しぶりだったけど、あつあつでお野菜もフレッシュで満たされた。モスは何故か冬が近づくと食べたくなるもののひとつ。夜はわたしのお腹が空かず、さっぱりした感じがよかったので塩さんま、大根と豚肉バラ煮、納豆汁。娘にはリクエストされた鶏皮。最近納豆好きの娘がきっと好きであろうと作った納豆汁はやっぱりツボだったようで、おかわりしていた。納豆汁も寒い季節が美味しいのに、こんなにぼんやりしたお天気だとなんだかすっきりしない。いつまでこんなお天気が続くのやら。

2023.11.7
主人が出張に出掛けたので、久しぶりにひとりの休日。事務仕事しながら、音楽を聴こうと思ってSpotifyを開いたら、おすすめにベルセバが出てきた。懐かしくなって聴いていたら、その頃の気持ちが溢れてちょっと泣きそうになる。20代半分以上を過ごしたお店は、地元で流行っていた雑貨店。働いている人も同世代で趣味も近かったから学校みたいで楽しかった。オーナーのレコードやCDを店番しながら聴きまくって、ベルセバ(正しくはベルアンドセバスチャン)は、その当初よく聴いていたもののひとつ。雇われて好きなことして、学校みたいに皆でわいわいして、20代ってただ好きな事に夢中でいられて、それなりに色々悩んだりもしてたけど幸せだったんだなと聴きながらなんかしんみりしてしまった。音楽ってその時の記憶とか気持ちとか引っ張ってくるから本当すごいなあ。昔好きだった音楽を聴くとあっという間にその頃の気持ちになる。あの時代に見聞きしたものや出会った事が今に繋がっているから若い頃の自分にありがとうという気持ち。

2023.11.8
昨日の余韻で過去の自分が頭の中にいるような気がする一日のはじまり。ベルセバはポジティブに聴いていたというよりも内に篭っていた気持ちの傍に寄り添ってくれていた音楽だったから。お昼は久しぶりに仲の良いお客さんと会う。郊外にある喫茶店で、前はたまに通るけど気になっていた場所。お店にいる世代は様々で、それぞれ思い思いに過ごしている気取らない感じがよかった。誰かと何でもない会話をして、相手と時間を共有することって大切だったなと。夕食を終えて、何か映画でもと思ってアマブラをつけたら、なんとマイクミルズのカモンカモンが。映画で見たかったけど、やっている映画館がなく残念に思っていたので嬉しくて、わくわくする。お風呂を先に済ませて、ベルベーヌのお茶を淹れてから部屋を暗くして見始める。途中寝ちゃったのに、ちゃんと最後の方で泣いちゃって大丈夫じゃなくても大丈夫ってところでグッときてしまう。何度か見てじっくりと咀嚼したいなと思える映画であった。一人の時間も誰かといる時間も、同じくらいに大切。どっちかと言うと、一人の時間がないと苦しくなっちゃうけど。

2023.11.9
主人が夜、旅から戻ってくる。いない間は、あまり居間にこなかった娘がやってきてペラペラとおしゃべりしている。主人がいない間の居間は、いつも静かでしんとしていたけど、今日はちょっとにぎやかでした。わたしは乗り物が苦手で、非日常を楽しめない人間なので、たまにしか外に出掛けないけど、主人がどこかに行ったときの話を聞くのは好きだ。聞きながら頭の中で小説を読んだときみたく勝手に映像をイメージする。へんな話、わたしには外の世界に直に触れることは刺激が強すぎるし、体力もいることで話を聞いて想像するくらいがちょうどよいのです。ひとりにすると何処までも自分の中に籠ってしまうわたしを理解しつつ、外とつないでくれている主人だから夫婦のバランスがとれているのかもしれないなあと思う。

2023.11.10
暗い雨の日。お天気が悪いと夕方早くから空が暗くてだんだんと冬が近づいているのを感じる。古くからの友人が私の絵を欲しいと言ってくれて、やりとりする。額を作ってもらうことになって、どんなのが合うかなあと考えたり、初めてのことにちょっとワクワク。絵を描くのは好きだけど、誰かに見てもらうとか売るとかはまだぼんやりとしたものだったけど、よいきっかけをいただきありがたい。喜んでもらえるようにがんばろうっと。

2023.11.11
初雪。朝起きたときはちょっと空気が冷たいかなあくらいだったのに、用事があって外に出たらふわふわした白いのが空から降りてきた。今日は家でパソコン仕事しながら、ベルセバの昔のライブを見たのだけど、とっても良くて帰って来た主人にも見ようと持ちかけて、夕食を食べながら一緒に見る。あんなに音楽を追いかけていたのに、何処でやめちゃったのかなと思い返すと、多分ずっとひとりの時間を持てなかったからなのかもと思った。車やお店で音楽は聴くけど、自分で選んだものではなく主人のすすめてくれるもので充分に満たされていたし、お店で紹介しているものももちろん好きなんだけど、やっぱり高校生あたりから20代前半あたりまで好きだったものは、その頃の思い出もプラスされて特別なんだな。娘に以前、懐古趣味と言われ大人気なく喧嘩したけど、わたしの好きの根本はずっと変わらないし真新しさなんてみじんも求めていないのだ。

2023.11.13
すっかり冬の寒さの朝。つけたら負けと思って家の暖房をつけていなかったのだけど、さすがにつけました。娘が朝から台湾カステラを作り出す。以前は材料はかるのとか手伝っていたけど、ほぼひとりでやっていた。朝食後に、焼き立てほわほわのカステラとほうじ茶をいただく。今日は私が店番だったので、夜は主人が買い物に行ってくれ一緒に夜ごはんをつくる。たらちりと、お刺身と、いかのバター炒め。私が入院してから台所に立つのがちょっと楽しくなった様子。家族がそれぞれ作ってくれて、ひとの用意してくれたものはおいしいなと、ありがたい日であった。

2023.11.13
朝のワイドショーで、若い俳優さんがインタビューを受けていて冬生まれで空気の澄んだ感じが好きと話していて、わかるっと思う。寒いのは寒いけど、冬生まれのひとが、冬の空気に安心するのは自分だけじゃないんだなとちょっと嬉しくなった。夜は、冷蔵庫の中身をみて餡掛け焼きそばにする。中村智美さんのオーバルパンに油を少し多めに入れて麺を焼きつけて、餡をかけてそのままテーブルに出す。思いつきで、初めてやってみたけどなかなかよかった。あと主人の好きな豚と海老のライスペーパー餃子と、娘が作ったいももち。相変わらずお料理ブームのよう。冬はお腹が空いて、夜ごはんが楽しみである。

2023.11.14
休日。虹のマート(弘前の市民市場)でラーメンを食べて、コーヒーを飲んで、メスのハタハタが安かったので、夜ごはん用に買う。虹のマートは、若い方が後を継いだようで、もともと賑わっていた市場だけど、テナントの使い方も変わって若いひとも使うようになったのではと思う。よい形で続いていって欲しい場所のひとつ。夜は、おでんと焼いた鰰。こんなにたくさんあったら鍋もよかったなと。ハタハタは家族皆好物なので、冬のうちに何度か食べたい。食後に、かぼちゃプリンも作った。わたしはお腹いっぱいで食べられなかったけど、家族には好評でした。寒くなってきて、スーパーのお野菜などもだいぶ元気になってきた様子。食欲のふゆです。

2023.11.15
娘を迎えに行ったら様子がおかしく、話を聞くと学校帰り友達と一緒に帰ったのに会話できなかった…(嫌われたかも←心の声)と言って落ち込んでいる。(私も人と会って話すと同じようなことを脳内で、考えたりするから気持ちはわかるけど。)明日の朝、おはようって声かけたらいいよと話す。気晴らしにスタバによって、娘の好きな季節のフラペチーノ飲ませてから塾に送り出したら少し気分が晴れた様子。スタバは、娘が興味を持ってから時々行くようになったのだけど、スタッフの人が、わりとみんなキラキラしてて楽しそうなのが好きだ。ドリンク渡す時に「どうぞお楽しみ下さい」って笑顔で言ってくれて、なんとなくこちらも笑顔になる。こういう言葉が嬉しいんだなとか勉強させていただいている。なんでも簡単に買おうと思えば手に入る中で、お客さんがわざわざお店で物を買うのって、やっぱり楽しい時間を過ごしたいってことなのかなって考えたりする。じゃあ自分が自分の場所で出来ることって何なのかなとか、よそのお店に行くのは面白い。

2023.11.16
今日明日はテスト。帰りにちゃんとバイバイ、テストがんばろうねって言えた。大丈夫だよね。って娘。よかった、よかった。朝のワイドショーで見て娘が食べてみたいというので、夜はチーズフォンデュ。ちゃんと食べるのは、おそらく人生初。簡単で、お野菜がたくさん食べられるから、好きならたまにやろうかなと思ったけど、あと半年くらいはいいそうです。大人用に作ったマッシュルームのオイル煮にパンをつけて食べる方がお好みのようであった。小学生の時は、味の濃いもの好きでたくさん食べたけど、だんだんと好みも変わりつつあるよう。寒くなってきてから、豆乳で作るココアが娘と主人のブーム。とろっとしてコクがあって豆同士だから相性がよいみたい。甘さをハチミツにすると、よりコクがありおいしいです。

2023.11.17
テスト終わったスッキリ娘は夜居間に現れなかった。途中ココアの要求に現れたときに、今日団欒したっけ?と言うので、してないんじゃないと言うと、じゃあ明日の朝しようという言葉を残してまた部屋に消えた。

2023.11.18
最近気に入って聴いているのは、ディヌリパッティというピアニストのシューベルト。主人が時々聴いていて好きな感じだったので、教えて貰った。ピアノって、同じ曲でも弾く人の感じで全く違って聴こえるから面白いなと思う。グールドとか、けっこうタッチがくっきりしてる人のが好きだけど気がつくと頭の中で音を追ってしまい脳が疲れるので、考える仕事をするときには向かない。逆に絵を描くときとか、感覚的なことに集中したいときは合っている。

2023.11.19
最近歩いてお店まで行くようにしたら、道のりが楽しくなってきた。車で動くのは、あくまで移動なんだけど、歩くのはその日のお天気や外の空気の匂い、すれ違うひとや車、いろんな情報が身体を通り抜けていく。

2023.11.20
朝、お気に入りのタートルネックニットを着てみたら、お洗濯で縮めてしまったようで、どことなく小さい…ぴたっとした感じが好きじゃなくて、じゃあ上にシャツを羽織っちゃえと思って試したら好きな感じになった。薄いグレーとアイボリーの組み合わせに、春買った明るめのミントグリーンのワークコートを着る。なかなか好きな色合わせ。冬は重ね着が楽しいな。

2023.11.21
冬の晴れた日。光の透明度が高くてきれい。今日は3か月に一度の歯のクリーニングの日。数年前に前歯が欠けて、慌てて歯科を探してもなかなかすぐに見てもらえるところというのはなく、欠けを見てもらうのをきっかけに、そのまま定期的に通っている。気になることがあれば都度聞けるし、症状がない小さな虫歯も、ひどくならないうちに治療できるので、面倒だなと思っていても近くなったら、予約するのです。夜はハンバーグとポトフにする。ハンバーグはいつも適当に作っていたのだが、休みだし時間もあるのでレシピサイトの手順を見て作ったらいつもより柔らかくて美味しかった。何事もコツがあるのだなあと、勉強になります。

2023.11.22
娘のテスト結果が、学校と塾それぞれから戻ってくる。少しずつだけど苦手な科目が伸びていたり、志望校の判定も上がってきた。主人と二人して、頑張ったねえ。えらいえらいと誉めたら、褒めるな!と怒り、じゃあまだまだだな、もっと頑張れと言ったらうるさいと言われる。でも娘ちょっと嬉しそうで、ちょっと安心した顔をしていた。たった数ヶ月でこんなに成長するんだなあ、頑張れ頑張れと心の中で唱えつつ涙ぐむ母であった。何処に行くかよりも、目標に向かって頑張っている様子が何よりも尊いよ。

2023.11.23
ぽかぽかとあたたかな日だったけど、週末からついに雪が降るみたい。2回目のカモンカモンを見る。どこをどう見ても美しくて、きれいなモノクロの写真集を眺めているみたいな気持ちになる。ハートフルとか、そういう言葉で簡単に表現したくない身体の中が満ち足りていく感じ。思っているようなことは起きなくて、思ってないようなことばかり起きる。(本当にそう)だから前へ前へ。この言葉を、心に刻んでおこうと思う。

2023.11.24
昨日とは変わって、冷たい冬の空気。夜には雪がちらつく。年末らしい荷物がどんどん届いて、急に師走感漂う一日であった。冬も年末もちゃんと帳尻合わせやってくるんだなあ。そういえば、肌と髪にいいらしい、ついでに鉄分も取れるらしいと娘と一緒に飲み始めたアーモンドミルク。最近、髪にツヤが出てさらさらしてきたり、肌も以前より乾燥しなくなった気がする。娘のニキビにいいかなと思ってはじめたけど、私にも思いもよらぬ効果があり、ちょっと継続してみようかなと思う。

2023.11.25
朝外を見たら雪が積もっていて、ついに北国の冬のはじまり。冬生まれの私は、雪が降るか降らないかという秋と冬の間の時期がちょっと苦手である。空気が乾燥しているし、体の内側から冷える感じがある。雪が降ると外が白くて明るいし、寒いのは寒いけど、内側から冷える感じはなくなる。空気もひんやりとして気持ちいい。災害級の大雪は嫌だけど、雪のある冬にわくわくするのは子供の頃からずっと変わらないのだ。

2023.11.26
昨日の雪はだいぶ溶けてしまったけど、すっかり冬の空気。あいかわらず、何かと忙しく夕方には思考がほぼ停止し、スーパーに行っても何を食べようかまとまらない。夜は冷蔵庫の中の豆乳を使いたいので、キッシュと、トマトソースのスパゲッティに。なんだか最近濃いトマト味を求めているんだな。キッシュは、色々試したけど生クリームよりも牛乳よりも、豆乳がうちでは当たり前になっている。コクもありつつあっさりしてて重くないし大豆の栄養もとれるしね。娘は豆乳そのままだとまずいと言って飲まないので、よくお料理やおやつにまぜてこっそりあたえているのです。

2023.11.28
焼いたブロッコリーにはまる娘。どうやら冬が旬のお野菜らしく確かに甘みがあっておいしい。そんなわけで夜は、ブロッコリーのパン粉焼き、春菊のサラダ、豚の角煮。夜ごはんのおかわりは、いつも主人と娘の戦いだけど、今夜の娘のおかわりはブロッコリーだったので角煮は主人の口に。小学生くらいまでは肉!肉!って感じだったけど、野菜も食べてくれるようになって嬉しい。

2023.11.28
今日は娘の塾の面談日。私だけだと不安なので主人にもついてきてもらう。先生は落ち着いた感じの紳士で、冷静に現状を分析し、娘の様子もちゃんと見てくださっているようだったので安心した。娘は人が多いところが苦手で、塾通いをずっとしてくれなかったけど、やはり個人で頑張るのには限界があって、なんとか合いそうなところをとずっと探していた。ひとまず夏期講習からと思って、見つけたのが今の塾である。以前から、入試について調べているとここの塾長が詳しく分析しているのを見ていて面白そうだなと思っていたのだけど、夏期講習もちゃんと通えて、その後もほぼ休むことなく嫌がらずに行っている。人気の塾よりも、ちょっとマイナーなところが落ち着くのは自分の子供なんだなと思わされるところだけど、ひとまず自分に合った勉強できる環境が見つかったことは幸運だと思う。春まであと少し一緒に頑張るぞ。

2023.11.29
雪の日が戻ってくる。今日は家にこもって黙々と家のことや事務仕事を片付ける。山積みになったものを、ひとつひとつ整えていくとスッキリする。昨日の塾面談の結果、苦手科目をプラスして見て貰うことになり、娘もどこか安心した様子になった。親に怒られるから、言われたからじゃないと動かなかったのに、急に私の手をするりと抜けてひとりで歩きだしてしまった。ずっとそうなったらいいなと願っていたことは、自分の思い通りにしようと必死になっていたときではなく、肩の力が抜けて、まあ好きにすればいいやと思ったときに突然訪れた。

2023.11.30
もこもこと雪が積もっていく一日。朝起きて昨日少し描いた絵に色を塗っていく。雪の日の深い静けさは集中する力をくれる。お仕事は相変わらず師走感たっぷりのバタバタだけど、ちゃんと自分の時間も大切にしたい。雪道を歩きながら、食べたくなったので夜はエビグラタンとハンバーグです。ハンバーグは、やはりレシピのおかげで安定の美味しさ。11月は色んなことがぐるんと動き出しているのを感じた。明日から12月。一年の締めくくりを大切にしたい。

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