2020.01.24 Whose playing that “ballerina”?
今日から数日、東京に滞在。
今日は、別冊「根本宗子」の『Whose playing that “ballerina”? そのバレリーナの公演はあの子のものじゃないのです。(English ver.)』という舞台を観てきた。
ほぼ全編英語上演ということですこし心配していたのだけど、基本的に字幕も出るし、演技で伝わる部分も大きいし、問題なかった。
根本さんの手がける舞台を観るのは4回目なのだけど、どれも会話がおもしろくて最高。(舞台に限らず、あらゆる物語において会話がおもしろいものは大好き。)
そして、人間関係の“些細なことから生じるズレ”のようなものを描き出すのがすごく上手だなあ、と思う。そのズレがきっかけで仲を違えてしまうこともあるし、ズレを修復することでより結束を強めることもある。他人から見ると笑えてしまうような、くだらなく思えるズレが、本人たちにはとても重要だったりして、人と人のつながりってそういうものだったりするんだよね…。
今作で描かれた女の子同士の友情というつながりは、「ザ・美しき友情」というものではないかもしれないけれど、とてもリアリティがある等身大の、尊い友情だと思った。
おもしろい舞台が観れてしあわせ。
最近発表された岸田國士戯曲賞のノミネート作品に、根本さんの『クラッシャー女中』も選ばれている。この作品も本当におもしろかったので、受賞してほしいなあ。
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