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映画感想 THE FIRST SLAM DUNK

書こうと思えばいくらでも書けるけど、とりあえず超簡単に感想。
あらすじとかは書いてないので印象的な部分だけです。

深いことは書いてないのであしからず。すべて個人の見解です。

超ネタバレ含みます。あと一応漫画のネタバレも含みます。
↓↓↓



井上雄彦が詰まってる

見出しのこの一言に尽きる映画です。
スラムダンクは、他の誰でも無く井上雄彦のものだ。そんなことを感じさせられました。

興奮したのは、冒頭のリョータの幼少期シーンの直後に井上雄彦先生のスケッチで五人が描かれていって、そろって歩いてくるところに大きく「神奈川県代表 湘北高校」
この文字を見て、山王戦だ!!!!!!!と感じたのも束の間、「秋田県代表 山王工業高校」山王スタメン5人が並ぶ。

なんだこれ?カッコいいよ……!カッコ良過ぎるって…
雄彦先生の絵のまんまのキャラがそのまんま動いてる……白黒でただ並んで歩いてる画がこんなにカッコいい…

このシーンだけでも1時間みられる。いや、みせてくれ。そう思ったし、映画を観終わった今もそう思っています。
なんならあれを見るためにもう一度映画館に足を運ぼうと考えています。

宮城リョータの家族の描き方にスラムダンク以降の井上雄彦先生の作品(特にリアル)の中のキャラクターに纏う雰囲気を感じさせられました。
顔や人間性の深みも含めて。
こういった所にも井上先生が積み上げたものを感じられて素晴らしかったです。

宮城を描いたこの映画

以前、なにかのお話で「宮城だけ掘り下げられなかった」と井上雄彦先生がおっしゃっていたと思います。
Bリーガー(川崎の篠山あたり?)との対談かな?たぶんスラムダンクの話を対談で熱心にしていたのは篠山か渡邊雄太あたりなのでその辺の誰かとの対談です。

だから、あの部分はずっと雄彦先生の頭の中にあって、当時連載の都合や話の展開の都合か何かの事情で描ききれなかったけどそれをどこかで出したいと考えていらっしゃったのかなと推察します。

正直映画の話の展開に驚いた部分はありましたが、宮城リョータはもちろん大好きなキャラクターです。バックグラウンドがはじめて明かされて原作ファンとしてはとても胸が熱くなりました。

描かれた場面と描かれなかった場面

映画で可能な尺で山王戦を描くとなると省く場面が出てくるのはどうしても起こり、今回は宮城リョータを深掘りしているので、より一層その側面は強まります。
まあ原作ありきの映画化の宿命というやつですね……

原作の山王戦はとても長く、いろんなキャラのいろんなエピソードが入ってます。
相手の沢北ですら結構掘り下げてる。

宮城に焦点を当てたこの映画でそのままやろうとするととっちらかってしまうと思うので、映画の話としてはGOODな判断だとおもいます!!

ですが、映画を観て熱い思いが蘇ったのでちょっとここで軽く映画では登場しなかった好きな場面を書きます。笑

・赤木が河田兄に対して試合中スランプ気味になるところで出てくる陵南の魚住のシーン。
「華麗な技を持つ河田は鯛……。おまえが河田になれると思うか?」
「おまえは鰈だ。泥に塗れろよ。」

・流川が沢北に力の差を見せつけられた場面。そこで入ってくる仙道との流川のエピソード。
「沢北じゃねーか どあほう」

SLAM DUNK最高

ちょっと書き切れないので、感想の一部だけとりあえず書きました!
何十周したかわからない原作をまた貪り読もうと思います。

そしてそして、
バスケ熱高まってBリーグも相乗効果で盛り上がると良いなあ〜〜

井上先生、ありがとうございました。
ファンとしては、リアルとバガボンドもとっても楽しみにしています!!!

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