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「暇」って良い響き

私は暇が好きだ。

暇な時間ができるとワクワクしてしまう。

何をしようかな。まだ読んでいないあの本を読もうか。あそこに行ってみようかな。あの子も暇なら一緒にご飯を食べに行こうかな。体を動かすのもアリだな。。暇な時間に何をするのかを妄想するのも大好きだ。

暇を獲得するために、やらなければいけないことは手早く済ませるし、やりたくないことは極力やらない。暇とは、作るものなのだと思う。

だから、人に「暇?」と尋ねられれば、「暇だよ。」と答える。事実、私は暇だから。それに、忙しいは心を亡くすと書く、というように、忙しいと思っていると本当に忙しくなって自分に余裕がなくなってしまう。だから、私はいつでも「暇だよ。」と答える。

しかし、これには困ったことがある。それは、「来週の土曜日って暇?」と尋ねられることだ。実際、暇ではあるけど、暇の使い方は自分で決めたいもの。このとき、先に用件を伝えてくれれば、暇か暇じゃないか決められるけど、用件がわからないと答えようがない。

こんなときのベストな答え方の一つに、この間出会った。

先日、ご縁があって大学の先輩(校内ではかなり有名らしい)とお話しする機会があった。解散の流れになって、

「この後時間ある?」

と聞かれたその先輩は、

「あるよ。無駄にはできないけどね。」

と答えた。

この言葉は衝撃的だった。

まさに、私の時間に対する感覚を的確に表した言葉だと思った。(すごい先輩なので、本当は同意するのもおこがましいけど…)意識的に時間を大切にしている人でないと、この言葉は出てこないだろう。

時間はあるというのは事実だけれど、誘いの内容によって、興味があれば時間を作るし、興味が湧かなければ作らないよ。ということを、この先輩は一言で、嫌味なく、簡潔に、スマートに伝えていた。これを先輩のようにカッコよく言うためには、人格とか経験とか周囲との関係性とかいろいろ私には足りないけれど、一つの正解に出会ったような気がしてスッキリした。

時間の使い方についてもう少し考えてみるために、こんなTEDtalkを紹介(?)してみたいと思う。

彼女が話すように、「時間は作るもの」という感覚はとても重要だ。忙しいと感じているときは、大抵、優先順位が作れていないだけであることが多い。

やりたいこと、やらなければいけないこと、やらなくても良いこと、この3種類を見極めて、取捨選択していくことで、快適な暇を獲得できると思う。

自分がいなくても良い会なら参加しないとか、行きたくないと思ったら素直に断るとか。もちろん、時間に対して意固地になりすぎるのは良くない。ふらっと立ち寄ったら、すごく良い刺激を受けた、なんてこともあるから。でも、ある程度自分で時間をコントロールする意識をもちたいなぁ、とは思う。

そんな感じで、今日も暇を楽しみます♪

「缶ジュース奢ってやるか」くらいの気持ちでぜひ!